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”
ｺﾂ……
「！」
窓から視線をずらしたその時、右から靴と床を合わせた小さな音が聞こえてきた
ふるふると小さく震えた瞳で音を出した主を自然に探す
「……ぁ……」
吐息混じりの小さく掠れた弱々しい声
視線の先には震えた少女をじっと見つめる赤いニット帽を被った彼がいた
今一番会いたくなかった人
次あったときには面と向かって話し合おうと誓った決意も、いざとなれば怖くて使い物にならない
逃げる事もできず、ただただ目を合わせその場に居座っていた
sha「……な、んやねんその目……」
「……ぇ…？」
目の前の彼…シャオロンは、唇をキュッと噛んだ
頬を張り、深い感情を押し殺すように顔を歪ませる
予想外の反応に、Aは目を丸くした
sha「ッ……だから……俺は……」
小さく、彼自身にだけ聞こえるようなか細い声は広い廊下に残らず消えていった
シャ……シャオロン……？
sha「これやから……俺は子供が嫌いなんや………」
シャオロンが視線をずらし、目は合わなくなる
弱々しく震えるその小節にはなにか深い意味があるのだろうか
そんな事を考える暇もなく、頭の中が恐怖で埋め尽くされている私は立ち尽くすばかりだ
「……しゃ、しゃおろ」
kn「Aッ！」
A/sha「「！」」
シャオロンと向き合う私の後ろからシッマが登場する
シッマはギュッと私を抱き寄せて、シャオロンの前に立ちはだかる
シャオロンは少し驚いたが、状況を飲み込むと「ハッ」と鼻を鳴らした
sha「長年一緒におった仲間より、ソイツか」
kn「…そんな事言ってへんやろ」
kn「2人に仲良くしてもらいたいだけや」
私はシッマの首に腕を回して、頭を首筋に埋めた
sha「……気に入らんねん、ソイツが」
kn「…シャオロン、それは『食わず嫌い』やで」
kn「Aはお前が思ってるような奴ちゃうし、」
kn「何より子供や。グルッペンがどっかのスパイじゃないことも証明してる」
シャオロンは俯いて服をぎゅうっと強く握っている
何か言いたげな表情で、俯いている
sha「ッ………は、ははっ、」
sha「まぁ、ここであんまり盛り上がりたくないしな」
sha「失礼するわ」
kn「……おう」
最後まで何とも言えない表情をしていたシャオロンは、逃げるようにその場を後にした
その後ろ姿をじっと見つめてみる
でも、シャオロンの心の中は読めるわけがなかった
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ハサミ(プロフ) - かみぶくろさん» あー…そうですね……テスト期間終わってからにしますか…あ、もちろん入ったらコメント消しますよ！うん…てすとがんばゆぅ…（白目） (2021年8月19日 6時) (
レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ - あ、テスト期間終わってからにしましょうか？あと、念のためちゃっとに入れたら僕のコメント消してください！テスト頑張れぇ… (2021年8月19日 4時) (レス) id: 50a29b0d71 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやいや…俺もちょっと最近読んでてﾆﾁｬｧってしてますよぐふふ()こちらこそありがとうございますふへへ(？) (2021年8月18日 18時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ハサミ(プロフ) - 魔夜さん» そんなぁ……！げへへ……（）いやもうありがとうございますね……（？） (2021年8月18日 17時) (レス) id: 04bd2d1c54 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜(プロフ) - ハサミさん» いやー…本当に面白過ぎるもんで…宣伝したい欲が湧き上がってしまった… (2021年8月18日 15時) (レス) id: 32b652fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハサミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/okjhgf/
作成日時：2021年6月27日 12時
