実行に移す時 ページ24
晴矢side
極力素っ気なく。
そうは言ってもどうしていいか分からないんで、とりあえず、返事をいつも以上に適当にしてみる。
『なー晴矢ー』
「…ん？」
『暇なんだけど』
「そ。で？」
『…変じゃね？』
「何が」
『いや、あんた以外に誰がいんの』
ヤッベェ、音速でバレそうになってる！
ここで計画倒れとかありえねぇぞおいどうすんだ！？
とりあえず誰かこいよ、誰か。風介だったらベストだけどそうじゃなくてもいいから！
俺の心の叫びが届いたのか、タイミングよく風介が現れた。
「晴矢、ちょっとこっちきて」
「あ、おう」
『ちょっと晴矢…？』
疑問符を付けて俺を呼ぶAを無視し、風介に着いて行く。
しばらく歩いて、Aが見えなくなって、声も聞こえなくなった辺りまで来て、風介は止まった。
「どうしよう晴矢…」
「は！？」
くるりと振り返った風介は、泣きそうな声で言った。
突然すぎて、思わず大きな声が出てしまう。
「私、ダメかもしれない…素っ気なくするなんて…」
「お前も、ばれそうなのか？」
2人揃ってそうなるなんて、他の手を考えないと…
「違う、私はそうじゃない。ただ…」
…違うらしい。なら他に何か重大なことでも？
そう思って固唾を飲んだ俺が聞いたのは、
「良心が痛むんだ」
という、風介の一言だった。
聞いた瞬間、反射的に殴った。
「痛いっ！何するんだ！」
「お前に良心なんてねぇだろ！今更何言ってんだ！」
「あるよ私には！」
「にはってなんだよねぇだろ！？」
「ある！」
「ない！」
それからしばらく「ある！」「ない！」の言い争いを続け、結局、素っ気なくは難しいので、お互い最大限仲良くするという方向で、作戦を続行する事にした。
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アルヘナ - 更新できてなくてすみません！進学し生活が安定してないので、安定してきたら更新再開します! (2019年4月12日 13時) (
レス) id: b4401219f2 (このIDを非表示/違反報告)
ミティア - イナイレの彼らにあんな事やこんな事面白かったです。お疲れ様でした！ (2019年4月10日 21時) (レス) id: a8c24a5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
アルヘナ - 純愛大好きさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年3月31日 4時) (レス) id: b4401219f2 (このIDを非表示/違反報告)
アルヘナ - 灰崎ヒロト(元.吉良晴矢)さん» シチュいただきました！ (2019年3月31日 4時) (レス) id: b4401219f2 (このIDを非表示/違反報告)
純愛大好き - こんばんわ！純愛大好きです！イナイレの彼奴らにあんな事やこんな事も見させていただいています！イナイレの小説で一番アルヘナさんが好きです！個性的な名前なので覚えてくださると嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年3月28日 22時) (レス) id: f584b2ae42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルヘナ | 作成日時：2019年2月27日 12時
