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30分ほど朝の情報番組を見ていると、葛葉くんも目が覚めてきたのか、私の肩に預けていた頭を起こしてスマホを触っている。
ピコン、と鳴る私のスマホ。
きっと"VTuber 葛葉"としてのツイートがされたんだろう。
お日様マークひとつに、皆がたくさんの反応をしている。
私もそのツイートにいいねを押すと、葛葉くんは私の方をちらりと見た。
「反応はや」
「いち火畜ですから？」
驚く葛葉くんにどやぁ、と返す。
すると、そのドヤ顔を片手でむにゅっと潰される。
「にゃーに」
「ぶっ…！ブッサイk」
「許さん！！」
ブサイク、と言われかけた葛葉くんの口を両手で塞ぎ、ググーっと体を押し倒した。
ドサッとソファに2人で倒れ込む。
「大胆っすね」
「ずはが酷いこと言おうとしたから」
「…俺、Aのずは呼び好きだよ」
「あー！もうずるい！ばか！！」
ポコポコとうっすい胸板を叩くと、葛葉くんは痛い痛いと騒ぎ始めた。
(…これ嘘だな)
笑いながら言っているし、何より蚊を叩くくらいの力だ。
「もう言わない？」
「言わない言わない」
ならいいや、と呟いて起き上がろうとした時。
グッと腕を引っ張られて思い切り葛葉くんの腕の中に体をしまわれた。
「く、葛葉くん…？」
「あ、さ、ご、は、ん」
「……ドウゾ…」
私が見下げる形で寝そべり、ピッタリと密着する。
すると耳元に息を吹きかけられたり、口を近付けられたり。
…ご飯、って言ってるのに。
少しした後、"は…"と小さく口を開ける音が聞こえた途端、首筋にチクリと痛みが走った。
「っ…いっ……」
ジワジワと増してくる痛み。
「い゛っ……ず、は…っ…」
ジュッ、と吸われる音が耳に響く。
(何回やっても慣れないな…この痛み…)
「…ま、だ……？」
「っ、んー…もうちょっと…」
「ひっ…ぅ……」
吸血鬼の葛葉くんのご飯は、人間の血液。
特に、私の血液。
普通のご飯でも大丈夫だけど、2週間に1回は血液をあげないといけない。
「ん……ん、はいおしまい」
「んんー…疲れた…」
体感は10分…だけど実際には3分くらいしか経っていないだろう。
首筋を触ると、傷は塞がっている。
たしか、吸血鬼の体液には治癒能力があるんだっけ。
そんなことを思いながら首を再び撫でた。
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hs - こんにちは！r18の作品のURLをコメント欄に貼ってもらえませんか?どうしても見れないので…これからも応援してます！ (2022年9月17日 7時) (
レス) @page50 id: 44092dc9d2 (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - のんちゃんさん» ありがとうございます！ (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
春(プロフ) - ルカさん» 恐らく年齢設定の問題だと思われます…。18歳以上だと見れると思います…！ (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - ｽｩｯ……久々にみた…てぇてぇ死んだ…………ありがとうございます┏┛墓┗┓ (2022年8月5日 8時) (レス) @page49 id: bbcbbc772c (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 作品一覧を見ても全3件となっているのにr18の作品だけ非表示になってるんですけどどこで見れますか？ (2022年7月16日 3時) (レス) @page27 id: 718c8c65a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年11月15日 0時
