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しばらく車を走らせ、葛葉くんと話しているうちにもうマンションに着いた。



葛葉くんに豚、と呼ばれていた男の人がドアを開けてくれる。



(豚って…ホントの名前なんなんだろ…)



そう思いじっと男の人を見つめる。



瞳の色は髪の色よりも濃くて、ザ・ピンク!って感じ。



葛葉くんに負けず劣らず、綺麗な顔をしている。



「ちょっとAサン?なに豚に見とれちゃってんの?」



「ちょ、見とれてないからっ…!」



「ほーん…まぁ今から色々聞くんで」



「エッ…く、葛葉くん?くずっ…ちょっ…わー!!」



「……葛葉様、A様、それでは」



「助けてくれないんですねぇぇ!?」



ニコニコと笑いながら車に乗り込む豚さん。



私は葛葉くんに首根っこを掴まれ、マンションの中へと入っていった。



エレベーターの中。



静かな中で、握られた手があったかい。



するり、と指を絡めてみると驚いたようにこちらを見る葛葉くん。



「…ほんとに、何があったか聞くから」



「……言わなくても、知ってるんでしょ…?」



「残念ながら叶から連絡があったもんで」



「やっぱり…」



叶さん、やっぱり葛葉くんに連絡してたんだ。



あの優しい人だから、私に隠れてこっそり連絡したんだろう。



それがわかった上で、私も「葛葉くんに連絡しないでください」と告げてしまったのかもしれない。



エレベーターが止まり、葛葉くんの部屋へと入る。



いつものように手を洗って、うがいをして、上着を脱いで。



リビングのソファに座ると、葛葉くんも隣に座った。



「で、ちゃんと話してくださーいAちゃん」



「…やだ、って言ったら?」



「その例の田中くんを探すかなぁ」



「あはは、困るなぁ…」



(目が笑ってない…)



柔らかい口調なのに、目が笑っていない葛葉くん。



探すって…絶対田中くん無事じゃ済まないじゃん。



なんだか怖いからちゃんと何があったか話そう。



「あのー…ね、えっと…」



向き合うように座り直して、きゅっと葛葉くんの指を握る。



「うん」



「簡単に言うと…まぁ……ホテルに連れていかれそうになったといいますか…」



「……………は?」



(えっと…もしかして…地雷、踏み抜いた……?)







.







.







リクエスト中々入れられなくてすみません…!
お話の流れ見て、途中で必ず挟みますので…

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hs - こんにちは!r18の作品のURLをコメント欄に貼ってもらえませんか?どうしても見れないので…これからも応援してます! (2022年9月17日 7時) (レス) @page50 id: 44092dc9d2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - のんちゃんさん» ありがとうございます! (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ルカさん» 恐らく年齢設定の問題だと思われます…。18歳以上だと見れると思います…! (2022年8月6日 23時) (レス) id: 35e1b11f9c (このIDを非表示/違反報告)
のんちゃん(プロフ) - スゥッ……久々にみた…てぇてぇ死んだ…………ありがとうございます┏┛墓┗┓ (2022年8月5日 8時) (レス) @page49 id: bbcbbc772c (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 作品一覧を見ても全3件となっているのにr18の作品だけ非表示になってるんですけどどこで見れますか? (2022年7月16日 3時) (レス) @page27 id: 718c8c65a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年11月15日 0時

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