番外編！〜五条悟との出会い編〜 ページ28
これは、Aと五条の出会いの話である＿＿＿
五条家のとある一室。
二人の、目隠しをした男女が向かい合って座ったいた。
男子の方は十六歳ほどだろうか。
不機嫌そうな態度を顕にしていた。
女子の方は、十にも満たない、小さな体だった。
静かに、ただひたすら無になって座っていた。
女子の母親と、男子の母親が話を始める。
男母「そちらが、六眼を持っているというものですか？」
女母「はい。我が、楼家は先祖が六眼を持っていたという言い伝えがございます。恐らく、先祖返りかと。」
男母「さて、悟。私たちは外で見守っております。Aさんと仲良くするように。」
女母「A、粗相の無いように。」
それだけ言うと、母親たちは出ていった。
何をしているのか、わかった人もいるだろう。
お見合いである。
九歳と十六歳。七歳も離れている二人を結婚させるのも如何なものか。
まぁ、それはともかく。
先に口を開いたのは、五条悟だった。
五条「.......で？お前、なに？名前は？」
『......楼、A。』
五条「ふーん。あ、言っとくけど、俺、お前と結婚する気ねーから。見た感じなんも見えないし、ほんとに術式あんの？呪力すら見えねぇ。」
『.....』
その後も色々悪口(と言うには生易しい罵詈雑言)を言われ、五分ほどだった頃。
『.....』
五条「え、ごめーん、何も言えなかった？事実？」
『......黙ってりゃ好き勝手罵りよって！ふざけんな？！うちだって好きでここにおるわけちゃうし！なに？うちが自分のこと好きやって？とんだ自惚れやな！
呪力が見えへん？えーそうやろうね、術式で隠してるもの！そんなんも見破れへんやら、そっちこそほんまに六眼持ってるん？？
好きでここに来た訳あらへんやん。なんで呼び出されて無理やり連れてこられたのに、ここまで罵られな行けへんの！本気で意味がわからへん！
五条やろうがなんやろうが知らへんけど、とっととくたばれこのクソ野郎！』
どこかの蟲柱よろしく、そんな台詞を吐いたAを、五条はポカンとした顔で見ていた。
『なんや？ウチが自分に歯向かうと思っとうなかったんか？おめでたいおつむやなぁ。
うちかて好きで来とるわけとちゃうねん。自分の家に無理やり呼び出されたんや。なんでそれで罵られなあかんの？
ちゅうか、何の話や思ったら見合いか。ええわ、金輪際うちの家に関わらへんといてや。
手ぇ出したら.....潰す。』
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甘 - 見てらっしゃるかわかりませんが続き待ってます！！とても好きです！ (2022年12月15日 20時) (
レス) @page35 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
蜃気楼 - 続き待ってます！！！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) @page35 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
テル - 夢主かっけええ！ (2020年12月15日 6時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 流石呪術師。 (2020年12月14日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - リリアを見下すという行為に走るとは思えません。作者様がそれらをわかった上で書いていらっしゃるのなら何も言えませんが、もしそれを知らないのであれば文章を直していただきたいです。長文失礼致しました。 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 79a78e1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花陽 | 作成日時：2020年10月24日 23時
