二十四話:彼の負担 ページ27
『ちゅーか、それ言うたら罰則は全部横暴になるで?あんな、ルールを守らへんかったら罰がある。それは三歳児でも知っとることや。
そら、確かにハートの女王の法律は厳しいし、細すぎる。せやけど、意味はあるんや。
フラミンゴの世話の時にピンクの服を着るんは、フラミンゴに敵とみなされて、攻撃されないため。
盗んだもん返すんは常識やろ。
夜のお茶はハーブティーなんも、きちんと寝れへんからやろ。
よぉく、意味を考えや。
リドルがそれを理解しとったか、っちゅうんは、リドルがいかにそれを守っとったかでわかるやろ。あんだけ守っとったんや。気づいとるはずや。
確かに、罰則は重すぎた。せやけど、それはルール守らへんからやろ。守ればこない事態にならへんかった。自分らがまいた種や。』
その言葉に、思わず全員が黙り込む。
『さぁーて、私は寮に帰るとしますかね。さすがに留守が多すぎた。』
そう言うと同時に、Aは消えた。
残された者たちは、自分たちに何が足りなかったのか、何をすればよかったのか、頭を抱えた。
『ただいまー....リリア?』
寮に帰れば、リリアが抱きついてくる。
よほど寂しかったのか、いつもより静かだった。
リリア「Aはディアソムニアの者であろう.....」
『ん、ごめんね。』
リリア「....明日、一緒に昼食をとるぞ。さすれば許そう。」
『あはは!リリアにしてはめずらしいね!それじゃあ、そうしよっか。マレウスたちも誘ってさ。』
リリア「そうじゃな。」
『やっぱ、あいつ嫌いなんだよねぇ。』
ふと、Aは保健室にいた女子を思い出す。
リドルを止める時はボケーッと見てい他にもかかわらず、堂々としていた。
エースでもかすり傷はあったのに。
そして、あれの後ろについていた蠅頭の数。
ざっと二十。
ちなみに、入学当初は十七くらいだったので、大して変わってない。
Aは、これからの学園生活を思い、面倒くさげな表情を浮かべた。
場所は変わり、サバナクロー寮。
レオナは苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
レオナ「アイツをどうするか.......まぁ、潰すことに変わりはないか。」
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甘 - 見てらっしゃるかわかりませんが続き待ってます!!とても好きです! (2022年12月15日 20時) (レス) @page35 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
蜃気楼 - 続き待ってます!!!!!! (2021年12月10日 0時) (レス) @page35 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
テル - 夢主かっけええ! (2020年12月15日 6時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 流石呪術師。 (2020年12月14日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - リリアを見下すという行為に走るとは思えません。作者様がそれらをわかった上で書いていらっしゃるのなら何も言えませんが、もしそれを知らないのであれば文章を直していただきたいです。長文失礼致しました。 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 79a78e1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花陽 | 作成日時:2020年10月24日 23時