二十一話:帰りたい(切実) ページ24
『ありゃりゃ、こりゃダメだね。』
腰に抱きついたリドルをみて、Aは困り顔をしていた。
『トレイ〜、どうしたらいい?』
近くにいたトレイに助けを求めるが、苦笑しながら何もしなかった。
トレイ「たぶん、甘えたいんだろ。甘えさせてやってくれないか?」
『はぁ.....190の巨体じゃないだけまだいいや。』←
五条悟を思い出したAは顔がスンっとなった。
絵文字で表すと、( ˙-˙ )こんな感じである。
『もー、また何かあったの?』
トレイ「さぁな。」
そろそろ危ないかも、とAは思った。
蠅頭どころか、四級呪霊がリドルに着いているのだ。
それをデコピンで祓ったAは、リドルの髪をクシャリと撫でる。
『無理しすぎないの。ストレス溜めるとろくな事がないよ?』
例えば禿げたり、とAは冗談交じりに話す。←
『てか、最近酷すぎるんだよなぁ。蠅頭も増えてるし、ヴィルもピリピリ。みんな、どうしたんだか。』
『あれ、なんか騒がしい....?』
リドル「信じられない!」
『どしたの.....あちゃー、違反だね。』
九時頃、Aが談話室を見れば、レモネードを片手に持った寮生がリドルに怒られていた。
近くには蜂蜜の瓶がある。
リドル「ハートの女王の法律、第256条、夜八時過ぎに蜂蜜入りのレモネードを飲んではならない、の違反だよ!」
『リドル、そうキリキリしないでよ。』
リドル「違反は違反です!
『リドル、一度落ち着くんだ。』
そう言い、Aはリドルを呪術で強制的に部屋に戻す。
『ごめんね、寮生くんたち。とりあえず一度話してくるよ。』
トレイ「あ、楼。リドルはどこだ?」
『いまさっき強制的に部屋に返したよ。聞いたんだね。』
トレイ「あぁ。悪いな、他寮のお前まで巻き込んで。」
『いいよ。さ、ご機嫌取りしないとね。』
リドルの要望により、Aは泊まることになった。
ちなみに、寮生はAたちの説得によってなんとか戻してもらっていた。
『んじゃ、寝ようか。布団持ってくるね。』
ディアソムニアには連絡済みである。
外で雷がなっている気がするのは、気のせいだ。そう、気の所為である。←
呪術を使い布団を持ってければ、Aはそれを床に敷いて寝る準備を始めた。
リドル「.....先輩。僕は、間違ってますか?」
『....それは誰も分からないさ。でも、このままなら君の周りに人はいなくなるよ。』
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甘 - 見てらっしゃるかわかりませんが続き待ってます!!とても好きです! (2022年12月15日 20時) (レス) @page35 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
蜃気楼 - 続き待ってます!!!!!! (2021年12月10日 0時) (レス) @page35 id: c920434a9e (このIDを非表示/違反報告)
テル - 夢主かっけええ! (2020年12月15日 6時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 流石呪術師。 (2020年12月14日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - リリアを見下すという行為に走るとは思えません。作者様がそれらをわかった上で書いていらっしゃるのなら何も言えませんが、もしそれを知らないのであれば文章を直していただきたいです。長文失礼致しました。 (2020年11月10日 0時) (レス) id: 79a78e1cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花陽 | 作成日時:2020年10月24日 23時