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お説教 ページ9

「っ…なんだよ。お前まで」

『人を罵れるような立場かって言ってんだよ。ミュージカルに熱くなりすぎ?本気になれるもんが無えからって、本気でやってる人間に当たんな』

「はぁっ!?」

「あーあ…俺知らないよ」

南條は助け船を出さずに見守る事を決め込んだらしい

『そうやって突っかかってちょっかい出すお前の方がガキっぽいだろ?あぁ、ごめん。お前元からガキっぽいわ』

「んだとってめぇ!!」

北原は立ち上がり、哀葉に掴みかかる

『ほら嫌だろ?』

「は……」

『ガキって小馬鹿にされんのムカついたろ?お前の場合、親の七光りって言われんのも嫌そうだしな』

いつもの調子に戻り、北原の腕の力が抜けたのを見計らって振りほどく
そのまま、出口へ向い、あたかもこの話は終了……かと思えば

『後さ』

「っ」

『人生に無駄な努力なんてもんねえんだよ。たとえその時無駄だと思っても、努力は別のどこかで結びつく。お前は、人様の人生あざ笑えるほどの努力したわけ?ふざけんのも大概にしろよ』

少しだけ振り向いた哀葉の表情は、今までに見た事ないほどの憤怒があった

『お前と対峙すんのは愁だけどな、場合によっては俺も黙ってねえからな』

それで終了。哀葉は周りを見もせずに稽古場を出た
本気で怒らせた。と皆は思うだろうが、虎石は少しだけ感じ方が違っていた

(あれ、部屋戻った瞬間に一人反省会開くな)

哀葉は結局優しいのだ

空閑と哀葉の圧に圧倒された北原はただ呆然とし、再び座り込んだ

「大丈夫?」

今まで黙っていた南條が声をかける
逆ギレするとばかり思っていた彼にとって、笑っている北原は予想外だっただろう

「空閑のやつ、とんだ喰わせもんじゃねえか」

「ん?」

「惚れた」

「へっ」

「おもしれーから、俺への暴言は無罪にしてやる」

「廉、それ俺的にはすっかり乗せられてると思うよ?…まあいいけどさ」

火がついたのは北原だけではない。虎石も空閑の姿勢に本気のスイッチが入った
理由は違えども、本気になり得なかった二人を突き動かすほどの力を持つ空閑
オーディションの結果がどうなるか。今後は分からない

「あと哀葉な!あいつに一回ギャフンと言わせてやる」

「まあ、あれだけ言われちゃったらねぇ…」

「ちょっと要領の良いただの不良だと思ってたら、あんなやつだったとはな。俄然興味が湧いたわ」

それはそれとして、哀葉にさらに興味を持ってしまった北原をどう対処するかが、虎石のもう一つの課題となってしまった

時間がかかるのが女の子→←宣戦布告



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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