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騙された ページ29

『……』

「……」

『……なんで俺は和泉と一緒の部屋になってんの』

「まあまあ」

『絶対樹さんだ…!!』

楽しいバーベキューと花火が終わり、各自一度部屋に戻る
哀葉も部屋に戻ったのだが、何故か荷物が増えていることに首をかしげた。と、同時に遅れて入ってきたのが虎石だった
彼女の部屋を決めたのは彼女自身ではなく、鳳だったのだが、まんまと罠にハマった

『余計なお世話だっつの…』

服といい部屋といい、イタズラを仕掛ける側のはずだった哀葉も華桜会、ひいては鳳のイタズラ対象だったことに今更気づいて苦笑するしかない

「まあ恋人同士だし?いいんじゃねぇの」

『っ! ?』

虎石はする、と両腕を哀葉の腰に巻きつけて後ろから囲う
額を肩に押し付けてぐりぐりと甘えるように触れ、くつくつと笑う

「さっきはあんなに大胆だったのに、今は借りて来た猫だな」

『あ、れはっ、哀音だったからで』

やっぱりからかわれた。とブツブツと文句を言う哀葉を横目に、虎石は彼女の首に未だ付いたままの絆創膏を撫でる

『ん、なに』

「まだ消えてねえんだと思って。あと…こことここ、見えにくいけどまだ消えてねえのな」

絆創膏から鎖骨、服を少し下げて胸元へと指を這わせて哀葉の反応を楽しむ

『や、っ、何して』

「南條と、何話してたんだよ?」

『みなみん…?何って、それは』

話そうとして言い澱む。南條が気づいているという話をして余計に虎石が気が気じゃなくなる様な気がしたのだ。もっとも、話さないのも虎石がモヤモヤする要因になる

「俺には言えない話?」

『ひゃ、和泉、言ったら怒りそうで』

虎石は指で肌を撫でることをやめない。それどころか、段々とエスカレートし始めて、指が胸元からその下へ。慌てた哀葉は観念して話した

『っ、哀音は哀葉なんじゃないかって!多分、もう殆どバレてる、と思う』

「は!?割と一大事だろそれ!」

先ほどまでの色気と余裕のある虎石和泉は何処へやら。コロッと普通の男子高校生へと戻った
その事に内心ホッとしつつ、哀葉は虎石をなだめる

『みなみんは動揺する反応が見たいだけで、俺には興味ないから、口は軽くないだろ』

「それはそうだけどよ……はぁ、お前は危機感を持てよ」

彼はそういって、哀葉の首にある絆創膏を剥がした。あれから2日が経ったのだからほぼ鬱血痕は消えている。けれど、在ろう事か虎石はそこに唇を寄せた

三週間の幕開け→←水面下



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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