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頼まれごと ページ23

『長期合宿ぅ?』

「おう。プリンス月皇がいる期間中な」

「確か三週間と言っていましたね」

『はー…流石っつーかなんつーか』

お昼でいつものように柊組とご飯を取っていると、彼らから聞かされたのは唐突な合宿だった
哀葉は午前は通常の声楽科の授業なので状況を知らないのは当然だ
今朝方、渡米していた月皇遥斗が一時帰国したらしく、その時期を使って育成枠の指導をするというわけらしい

「長期合宿って夏休みでもないのによく通ったよね」

「綾薙が重宝するミュージカル界のプリンスだしな。そうでなくても、忙しい人みたいだし」

『あの人、一年先までスケジュール埋まってるはずなのに良く休暇とったな…』

月皇遥斗の行動力に苦笑するしかない哀葉の顔は、少し疲労が滲んでいた
何せ睡眠時間4時間だけな上に、体力は完全に回復していないのだ。誰かのお陰で
勿論、原因はそれだけではない

「黒崎、疲れてるのか?体調良くなさそうだけど」

よほど顔に出ていたのか、辰己が心配そうに哀葉に声をかける

『あ、あぁ…うん。ちょっと、頼まれごとを』

そこで、ずっと持っていた紙の束を六人で囲っていたテーブルに置く
それは見間違いようのなく、台本である

「……台本、だけど…タイトルがないね?」

『まあな。まだ完成してないし』

哀葉の話によれば、登校するなり演劇部に所属する森に"綾薙祭の演劇部の作品に出てくれないかしら!?"と言われたとのこと
この台本は、森が書き上げた時代恋愛ものの話で、完成はしていないがある程度の話の流れを見て欲しいと言われて渡されたのだ

「森の恋愛ものか。面白そうだね」

「確かに興味深いです。ですが、それと哀葉が疲労しているのには何が?」

『これ、俺がやる役、男だと偽って姫に仕える女騎士なんだよ』

その言葉に虎石と申渡は納得する。彼女が頼まれた役は、彼女のような役。前の哀葉ならば難なくこなすのだろうが、今の状態の彼女には酷でもあり、挑戦でもある

「まあ、女役やるのは嫌だろうけどさ、それだけでそんなに疲れるわけ?」

『俺の相手、探せって言われたんだよ。女装が似合っても、男らしいやつ』

「「はぁ!?/へぇ/ほう」」

男装の女騎士の相手は、権力争いに巻き込まれないように女装をし、姫として生きる第二王子
この二人が互いに惹かれあいながらも、同性に恋をしてしまったと勘違いしたまま悩む、いじらしい恋愛ものなのだ

合宿の誘い→←虎と調教師



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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