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所有痕 ページ21

ホテルを出てから1時間半。帰りも早朝であったため、渋滞に捕まることなく寮に帰宅
誰にも見つからないように注意を払いながら、二人は中へ入る
虎石は、哀葉を部屋に送り、制服に着替えるために自室に戻った
哀葉はそそくさと部屋に入り、救急箱の中から蚊に刺された時用の絆創膏を取り出して鏡の前に立った。首元に散らされた赤い印。その中でも一番目立つ右の首筋に絆創膏を貼る

『ここさえ誤魔化せばあとは見えないよな…?』

今身に着けているものが、がっつりと鎖骨まで開けているものなので判断しかねる
確認もかねて制服に着替えると、貼った場所以外は何とか中に納まっている
いつもなら第二ボタンまで開けているのだが、そうも言ってられず、第一ボタンを開けるまでにとどまった

『痕つけるなって言えばよかった…』

愚痴をこぼすものの、そういえばそんな事を言える余裕がなかったな。と余計なことまで思い出してしまって哀葉はその場にしゃがみ込む

(今思えば、俺、変じゃなかったか…!?いらない事、口走ってなかったか…!?)

自分が自分じゃなくなることが今はとても嫌なのに、虎石にそうさせられる事は嫌いじゃないと考えて再び赤面
一人でいると余計なことを考えてしまう

『と、りあえず、朝メ…ひっ!?』

突然、背中に何かが這って、体が揺れる

「何縮こまってんだよ?」

犯人は虎石だったらしい。彼女が気付かないうちに部屋に入ってきていたようだ

『いずっ…』

「ん?ぶはっ、お前顔真っ赤」

『タイミング悪いんだよおま、え…』

ふと虎石の首に気になるものが目に留まり、じっと見つめる
歯型のような、何か

『ぅ、わ』

「今度はどしたよ。何見て…『和泉っ、ちょっと上脱いで!!』はっ?あ、おいこら」

虎石の了承を得ず、ネクタイを緩めてボタンを外して肌蹴させれば、首と肩のつながり部分に歯形がくっきりと残っている
それは間違いなく、人が生み出したものだ

『………絆創膏、貼る』

「どこに。…あー、これか。途中、お前めっちゃ噛んでたもんな」

鏡に映る自分の体の中から、歯形を見つけて虎石は苦笑した
このまま放置してしまったらチームメイト達に不審がられること間違いなしだ

『なんか、ごめん』

「俺もキスマークつけてるし、おあいこじゃね?それに、ヨかった証拠だろ?」

余裕の表情を見せる虎石にどう対応すればいいか分からなくなった哀葉はとりあえず無言で幅広バンドエイドを貼った

虎と調教師→←慌ただしい朝



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設定キーワード:スタミュ , 虎石和泉 , クロスオーバー   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:春月 | 作成日時:2018年1月20日 23時

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