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場面戻ってAはというと。学校も終わり帰路についていた。
人通りの少ない辺りで、ポケットから薄桃色の紙切れを取り出し、それに向かって声をかける。
｢ロボロさーん、ちょっとお話が｣
｢お、なんやー？｣
ロボロが空中にふわりと姿を現した、ちなみに先程まで相談所の面子とだべっていたらしい。話す内容は勿論、先程チーノと会話した内容についてだ。
｢はぁー、コネシマん所で暇つぶしてた間にそんなやり取りがなぁ。A案外モテるんやな？｣
ロボロがニヨニヨと笑った。彼のからかい口調に苦笑する。
｢どうでしょうね。まあ、彼曰く二人で話したいらしいので、ロボロさんその日は外して貰いたいんですが｣
｢ん、分かった。ちなみにデート先はどこや？水族館か？映画か？｣
｢…言ったら参観日ばりに皆さん来そうで嫌なんですけど｣
特に軍刀を携えたモンペ予備軍、(自称)恋愛マスター、甘党JK(笑)あたりは嬉々として(若干一名殺気立たせて)見学に来そうだ。
｢アイツらと一緒にすんなや。ワイのは普通にお前を護るために決まってるやろ！｣
ロボロが不機嫌そうにそう言ってポコポコと叩いてきたので、他言無用で教えることにした。｢祭り｣と聞き、ロボロが怪訝な顔をする。
｢…こんな時期にか？今、秋やけど…土地勘無いから知らんだけかもしれへんけど、豊穣祭でもあんのか？｣
｢私も詳しくは聞いてなくて。でも、確かにそうですね｣
現在、秋も深まってきて、吹き付ける風には冬の気配が混じり出している。夏祭りでは無いだろう。ということは、奉納祭や豊穣祭あたりが妥当だろうか。でも、その類いの祭りだとして、…普通若い男女が連れ立って行くものなのだろうか？
違和感を覚えないでもなかったが、考えすぎだろうとAは片付けた。大体、今回の相手は気心の知れた学友だ。話の通じない人外などでは無い。
｢…やっぱり着いていくか？｣
｢心配し過ぎですよ。まあ、念の為御札だけは持っていきますから｣
そう言ってAは笑った。
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にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白いですッ…!!!もう…好き(語彙力皆無)htrnのモンペ具合が好き過ぎるんだよなぁ…(( 更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年2月28日 0時) (
レス) @page45 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ - 私にどストライクの作品です！！更新頑張ってください！！ (2021年11月1日 0時) (レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)
鶏太郎(プロフ) - ソウさん» ソウさん、コメントありがとうございます！ゆっくりとですがじわじわ更新しております！今後ものんびり待っていただけると幸甚です！ (2021年3月24日 0時) (レス) id: 1d5de77dd0 (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 初めまして！前からこの作品を読ませてもらっていたのですが、やっぱり面白いですね！今後の更新も楽しみにしています！ (2021年2月26日 7時) (レス) id: 41f6688bcf (このIDを非表示/違反報告)
鶏太郎(プロフ) - 田中さん» 田中さん、ご指摘ありがとうございます！会話文中にw等を使っていたのは、｢動画内の彼らのテロップに寄せた方が、脳内再生余裕かな？｣と判断していたためです。自身でも悩んでいた部分でしたので、大変参考になりました！次回からちょっと試してみますね！ (2020年9月2日 19時) (レス) id: 10d9e4ee33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶏太郎 | 作成日時：2020年8月28日 23時
