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61話 ページ11

そのあと、佐倉さんの赤ちゃんを新生児室に戻して
尚くんと佐倉さんは2人で仲良く談話室でお話していた。
俺はキッチンでご飯を作りながら
微笑ましい光景を眺めていた。

「あ、俺温乃さんより年下なんで
敬語止めてください」

「え!?あ、そうなのか!てっきり年上かと…」

佐倉さんが少しずつ笑うようになった。
尚くんは人を元気付ける天才だなぁ。
この間の蒼真もそうだった。
一種の才能かもしれない。

よかった、そう思ってると
自然と頬が緩んでいた。

「佐倉さん、よかったね」
「亜由美さん」
亜由美さんが隣に来て器用に包丁で桃を剥く。
一寸の狂いもなく、綺麗に剥く。
流石女の人だ。

キャベツの千切りに精を出していると
突然にゅっと出てきた顔に驚いた。

「今日、来るんでしょ?7時頃」
亜由美さんが顔を覗き込んできたのだ。

「はい、来ると思います」

来るっていうのは、ある人のことで。
そろそろ7時だけどと言われて、外に出たらと
背中を押された。

彼が来る。
サラちゃんの月命日の今日。

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朱々璃(プロフ) - こんぺいとうさん» 閲覧ありがとうございます!コメント頂けるとやる気起きます笑 少しずつですが頑張ります(^^) これから、兄弟一人一人の恋事情も挟みますのでお楽しみください!これからもよろしくお願いします (2017年11月13日 12時) (レス) id: e291ea7c47 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください!楽しみにしています! (2017年11月11日 23時) (レス) id: 44526260a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱々璃 | 作成日時:2017年11月2日 1時

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