24話目 ページ27
勿体無い?どうゆう意味だ
「せっかく夜兎に生まれて少女にもかかわらずこれだけの大人を殺れる力があるんだ。戦闘を楽しみなよ。
泣きながらじゃなくてね」
戦いを楽しむ?
『どうして』
「それが夜兎の血だよ」
意味がわかんない
『夜兎ってなに』
「キミのことだ。陽に嫌われた呪われた種族。強さを持った修羅だ。」
『お兄ちゃんも夜兎なの』
「キミと同じだ」
『どうしたら楽しめるの』
「俺が教えてあげるよ」
そういって手を差し伸べられた
敵か味方かもわからない年上の男の子
手をとっていいのか分からなかった
彼は手を差し伸べたまま続けた
「___こんなところでなにしてるの、家も親もないなら俺と一緒に強くなろうよ」
私はよく分からないまま彼の手を取った
「俺は神威。君は?」
ずっと呼ばれていない名前を引き出す
唯一両親の事で覚えている事
「A」
雨がポツリと降り始めた
それからの生活は180度変わった
寝床やご飯に困らない生活
ただ、大人たちとの集団生活や神威が連れてきた少女という好奇の目で見られることは好きじゃなかった
さっき神威が暴露していたとうり神威から離れなかったのは事実
神威は夜兎族の大人たちにも負けず劣らずの力をもう既にもっていて、神威のそばにいれば安心していたのも事実
その時期は空いた時間があれば神威との手合わせをしていた
最初は暴走して意識を失わないところからだった
だんだんとコツも掴めてきた
決して楽なものではなかった
だって容赦しない攻撃を浴びせてくるのだ
でも今では感謝している
夜兎族は精神面で暴走することもあれば、血の匂いや味で本能的に暴走すると教えてくれた
完全に制御できないが前よりもマシになったという現状だ
最低レベルはクリアしてるから許して
そんなこんなで神威が団長にまでのし上がった
『色々あったけどもう5年か』
「よく頑張ったね」
いつもの笑顔だが、少しソフト
『今日どうしたの?やけに優しいじゃん』
「今日はAの誕生日だからね。主役には優しくしないと」
『誕生日?そんなのもってないけど』
自分の誕生日すら覚えていない
今更思い出そうともしてなかった
「今日はAと出会った日だ。だから誕生日」
『人の誕生日勝手に決めないでよ』
神威の横暴さに呆れたがそれ以上に嬉しくてくすぐったかった
『ありがと神威』
「どういたしまして」
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迷い猫 - 神威の一人称が僕になってますヨ! (2021年11月2日 7時) (レス) @page4 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
lica(プロフ) - ゆるさん» ありがとうございます\(//∇//)\ (2020年7月16日 15時) (レス) id: a09501c7ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - すごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年7月2日 16時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
lica(プロフ) - 神威さん» コメントありがとうございますヽ(*´∀`) リクエスト頂いた内容で早速書きたいと思います!ありがとうございます! (2020年5月25日 10時) (レス) id: a09501c7ae (このIDを非表示/違反報告)
神威(プロフ) - 読んでてとってもキュンキュンします!笑これからも期待してます!さっそくリクエストさせていただきたいんですけど神威の部屋でお家デートしたみたいな短編見てみたいです!難しいかもしれませんが出来たらやって欲しいです!m(*_ _)m (2020年5月25日 2時) (レス) id: 16991fe54c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lica | 作成日時:2020年5月7日 15時