ホグワ−ツ卒業生が呪術師として無双する話【夢術廻戦】

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悟が先に教室に入ってすぐ、中から怒鳴り声が聞こえてきた。

初日から空気悪っ！

上手くやって行けるだろうか、人数が少ないんだから仲良くなるのは諦めたくないんだけど……

そんなことを考えていると、ガシャーンと大きな音がした。

ええ、今度はなんなんだ……

と、その後すぐ悟の呼ぶ声が聞こえたのでとりあえず教室に入ってみると、気の抜けた表情で突っ立っているクラスメイトであろう3人(2人と1匹？)と、バリバリに割れたガラス、それから1人ニコニコしてる悟が目に入った。

促されるまま教卓の前に立ち、簡単に自己紹介をする。

さらに悟がペラペラと勝手に私のことを話し、そのまま魔法を披露してみろと言われた。

悟の目がガラスを直せとすごい訴えてくるが、とりあえず無視して派手な魔法をやってやろうと、教卓に向かって杖を振る。





『では！こちらの種も仕掛けもない教卓を今からライオンに変えてみましょう〜

ぽいっ！

はーいこちらライオンでーす』

｢｣

｢｣

｢｣

｢｣

『杖をもう一度振ると〜？

あら不思議！元の教卓に戻っちゃったー！』

｢｣

｢｣

｢｣

｢｣

『……なんか反応してよー』





派手な魔法で盛り上げようと思ったけど逆効果だったようだ。

完全に場がシラケてしまった。

えー、仕方ないな、とおそらく悟が割ったであろうガラスを直そうと窓の方へ寄る。





『レパロ(直れ)』





杖を振るとすぐにガラスは元通りに戻った。

1番はじめに教卓がライオンに変わったショックから抜け出した悟はナイス！とサムズアップしてきた。

なんかムカつく。(ひどい)

それから未だ気の抜けた表情で突っ立っているクラスメイトの女の子の方を悟が指し示し、眼鏡を直せとまた目で訴えてくる。

こき使われてる私……今度なんか奢らせようかな。

仕方なくその女の子の方へ向かい、眼鏡を見せてもらおうとする。

すると、その女の子はやっとショックから抜け出し、思いっきり後ずさられた。





｢っ、なにすんだ！｣

｢まあまあ真希、その子が今窓を直したの見たでしょ？

眼鏡も直してくれるって！｣

『うん、直すよ』

｢もっと悪くなったらどうしてくれんだ！｣


『大丈夫だよ。私を信じて』


｢っ！｣

『すぐ終わるから。

オキュラス・レパロ(眼鏡よ直れ)』





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【呪文の紹介】

〈レパロ 直れ〉〈オキュラス・レパロ 眼鏡よ直れ〉
壊れた形跡もなく物体の破損をすぐに直す魔法。

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