ホグワ−ツ卒業生が呪術師として無双する話【夢術廻戦】

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五条Side


翌朝、Aを部屋まで迎えに行き、教室まで案内する。

まだ制服は届かなかったようで、前の学校であるホグワーツ魔法魔術学校の制服を着ている。

7月はじめなので着崩すことなくしっかりネクタイまで締めているのを見ると少々暑そうだが、聞くと暑くなりすぎず寒くなりすぎないように魔法がかかっているらしい。

魔法なんでも出来るじゃん。つよ。





｢緊張してる？｣

『あんまり！

どっちかって言うと楽しみだな

クラスメイトは何人？』

｢3人｣

『すっっっっっっっっっっくな！』

｢呪霊見える人がまず珍しいからね。

どの学年もそんなもんだよ｣

『へえ……ホグワーツはもっと人いたからびっくりだ……

魔法使いもそんなに人が多いわけじゃないけど、呪術師はもっと狭い世界なんだね』

｢そうだね〜

お、到着到着！

ここがAのクラスだよ！｣

『OKー！』

｢じゃ、僕は先に教室入るから僕が呼んだら入って来てね〜｣

『了解！』





教室に入ると、全員しっかり席に着いて……いなかった。





｢転校生を紹介しやす！！

テンション上げてみんな！！

……って雰囲気じゃないね。

どうして真希はパンダの胸倉掴んでんの？｣

｢どうしてくれんだよパンダ！！

まじ許さねえ弁償しろ！！｣

｢分かったって！弁償するから！！

ただし分割で頼む！

とりあえず悟も来たし落ち着いてく__｣

｢これが落ち着いていられるか！

ふざけんじゃねえ！！！｣

｢……えー、とりあえず真希はパンダから離れて！

ほらほらお手手離して〜｣

｢棘も棘だ！！

お前はメシ奢れよクソが！！｣

｢しゃ、しゃけ……｣

「ほらほらもう席着いて！

何があったか説明して！」

「パンダが私の眼鏡壊したんだ！

これが無いと呪霊見えねえのに！！」

「あー、俺と棘がじゃれてたら真希とぶつかってその拍子に眼鏡が落ちて、それを俺が踏んで壊した」

「それは完全に棘とパンダが悪いね」

「どうしてくれんだ本当に！！」

「どうどう、真希落ち着いて。

もしかしたら直せるかもしれないから」

「はぁ？？

なら今すぐ直せよ！」

「その前に、そろそろ転校生を紹介させ__」

「転校生なんてどうっでもいい！

眼鏡を直せ！！」





……こりゃ転校生紹介どころじゃないな……

真希はブチ切れて手がつけられないしパンダと棘は下手に動いたら真希にブッ転がされるのが目に見えている。


本当に手が焼けるなあ、この子達は。

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