ホグワ−ツ卒業生が呪術師として無双する話２【夢術廻戦】

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『よし、じゃあとりあえず、悟と虎杖悠仁はこの子に、恵と怪我してる男の人はこっちの子に乗って。セストラル1匹に対して2人ずつ乗るってことね』

｢……見えないから乗れないんですけど……｣

『手貸すから。見えないのは結構怖いと思うけど頑張って』

｢どこ掴めばいいですか｣

『ここ。で、この怪我人も離さないでね

悟乗れた？』

｢うん、乗れたー｣

『よし、じゃあ今から目くらましの術かけるからね。

今乗ってるセストラルも自分たちも見えなくなるからそのつもりで。

絶対に手放さないようにね』




私も、私が乗るセストラルに怪我をしていた女の人を乗せ、順番に全員に目くらましの術をかけていく。もちろんセストラルにもしっかりと呪文を施す。

最後に私がセストラルに乗って自分に魔法をかけ、そのセストラルにも魔法をかけて完成だ。




『よし！これで誰にも見られない！

行くぜ、病院！』




心の中でセストラルに杉沢病院まで飛んでくれと念じると、すぐに校舎から飛び出し空を舞った。

私が乗るセストラル以外の2匹もしっかりと後ろについて飛んでいる。

ちなみに飛んでいる最中、恵が呻くように｢ヤバい｣と呟いた。

そりゃあ自分が乗っている動物の姿は見えないし、動物に乗っている感触はあるものの下を見たらはるか遠くに暗い街。

怖いに決まっている。

少しの辛抱だ〜頑張れ〜と心の中で応援して、病院に到着するのを待った。




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その後、無事に病院に到着して怪我人を預け(魔法薬を使って急患だと偽って入院させた)、一件落着。


ちなみにセストラルから降りた恵は生まれたての子鹿みたいになってて悟が大爆笑してた。

私も以前似たような理由で悟に笑われたことがあったので恵を笑うようなマネはしなかった。わー私って人を気遣えるいい先輩だな！


それから、悟は虎杖悠仁のことで色々忙しそうにしはじめたので恵と私は宿泊先に戻ることにした。

が、そういえば宿泊先ないや！となったので仕方なく恵の宿泊先に向かうことに。

同じ部屋はどうなんだと散々言われたけどトランクの中にベッドがあってそこで寝るから気にするなと言ったら早く言ってください！ってキレられた。ごめん。

百味ビーンズあげるから許して。




(あ、それ多分鼻クソ味……)




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【呪文の紹介】

〈目くらまし術〉
カメレオンのように対象の周囲の色などと同化させ、存在を隠す。透明になる。

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