ホグワ−ツ卒業生が呪術師として無双する話２【夢術廻戦】

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｢あり？１年ズは？｣

｢パシった｣




どうも、私です。相も変わらず忍びの地図作成に精を出しています。

この間悟に悠仁は生きているんじゃないかと聞いたら普通にはぐらかされて振り出しに戻りました。

ダメだこりゃ、忍びの地図作るの難しすぎる。

まあ、だからといって諦める私じゃないけどね！

呪霊発見機能はもう間に合わないかもしれないけど、どこに誰がいるのかを把握するくらいは完璧にしたい。




｢でもなぁ、アイツら嫌がらせ大好きじゃん｣

『ん？待って何の話してる？』

｢こんぶ｣

｢ほんとにAは話聞かねぇな｣

『ごめんて……』

｢説明してる暇はねぇ。恵と野薔薇がどこにいるか分かるか？｣

『合ってるかはわかんないけど……恵はあそこ、野薔薇はあっちだと思う。

完全に京都校に絡まれてるね』




まだ未完成の忍びの地図を見て答える。

地図には、恵と東堂葵という人物、それから野薔薇と禪院真依という人物の名前が表示されている。

なんだ思った通りじゃないか、とパンダが呟き、棘は呆れたように息を吐いた。




｢じゃ私とAは野薔薇、パンダと棘は恵の方行け｣

｢しゃけ｣

｢よぉーし、可愛い後輩のために一肌脱いじゃおうかね！｣

『あっなんか恵すごい勢いで吹っ飛ばされてる』

｢おかか、ツナマヨ！｣

｢行くぞ！｣




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


｢呪術師続けるなら、喧嘩売る相手は選ぶことね｣

｢うちのパシリに何してんだよ、真依｣

｢あら、落ちこぼれ過ぎて気づかなかったわ、真希｣

『あれ、野薔薇生きてる？』

｢誰よアンタ｣

『ただの超優秀な魔法使いだよー』

｢はぁ？魔法使い？ふざけてんじゃないわよ。

厨二病こじらせてんの？｣

『魔法使い舐めんなよ〜』




ニコニコと人当たりの良さそうな笑顔を浮かべて真依の言葉を受け流す。

バカにされるのは普通にムカつくが、なんやかんや言って慣れているのだ。

これくらい相手にするまでもない。




｢で、うちのパシリに何してくれてんだ｣

｢あら、落ちこぼれの真希、まだ居たの｣

｢落ちこぼれはお互い様だろ。オマエだって物に呪力を篭めるばっかりで術式もクソもねぇじゃねぇか｣

｢呪力がないよりマシよ。上ばかり見てると首が痛くなるからたまにはこうして下を見ないとね｣

『……姉妹の話にはあんまり首突っ込むもんじゃないとは思うけどさ、仲良くしなよ、いつ死ぬか分からない仕事なんだから』




お互い、本気で嫌ってんじゃないんでしょ。

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