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「………」
「おやおや…相当おつかれのようです」
「アハハッ、グッピーちゃん目ェ死んでる〜」
あの薬を飲んだ後、すぐにその効果は現れた。
＿＿＿身長が、伸びたのだ。
「その制服ではキツイでしょう。別の部屋に着替えを用意しているので案内しますよ」
「……私は“メール”としてアルバイトをすると聞いていたのですが。何故男体化、加えて身長を伸ばさなければいけなかったのです？しかも、説明もなしに」
信用問題に関わりますよ
サイズの合わなくなってしまったブレザーを脱ぎながら、そう忠告する。
続けたいと思える相手だから大目に見てきたけど、ここまでとなると打ち切ることも考えなくてはいけない。
「Aさんにやって頂きたいのはおっしゃる通り、“メール”としてのアルバイト。しかし、今回は新規の
教育係となれば他生徒との距離が近くなる
万が一があっては困りますので」
僕なりの優しさですよ、とアズール先輩はにっこりと微笑んでみせる。
(…言わてみれば納得のいく道理だけど…)
「理由は分かりました。しかし、何故それを早く仰らなかったんです？説明責任を果たさぬまま、無理やり得体の知れない魔法薬を飲ませるなんて…訴えられてもおかしくないことですよ？」
「訴えるとなると、“メール”の正体が世間に知られることになりますが？」
「………」
(なんて卑怯な…！)
そもそも“メール”を作るきっかけさえも理不尽だったというのに…
ぐっ、と握る手に力が入る。
(アズール先輩のことは信じたいと思ったのに…！)
「…すみません、おふざけが過ぎましたね。二度とこのようなことがないように気をつけます。それに、今はあくまでもフェアな立場で取引をしていきたいと思っていますから、どうかお気を悪くなさらないで下さい」
「……へ、？」
「うわ、アズール必死じゃん」
「フフ…これはまた面白いものを見れました
なるほど。やはりアズールは…」
突然早口で謝罪し始めたアズール先輩に、唖然とする。
(なんでまた早口に…そしてなんか既視感が)
「…あ、グッピーちゃん。どうせなら面白くやろ〜って言ったのオレとジェイドだからアズールそんな責めないでやってね」
「は、はぁ」
そして続いたフロイド先輩のカミングアウト。
しかし、アズール先輩の読めない言動に意識が持ってかれていた私の頭には殆ど入ってこなかった。
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のま(プロフ) - エーメさん» 素敵なコメントをありがとうございます…！そう言っていただけるととても嬉しいです！引き続き頑張って更新させていただきます！ (2021年1月9日 14時) (
レス) id: eb0df26a11 (このIDを非表示/違反報告)
エーメ(プロフ) - はじめまして！この小説すごく面白くて一気読みしてしまいました！これからも応援しています！更新も無理のないよう頑張ってください！ (2021年1月9日 0時) (レス) id: 30ed0185d7 (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます…！そう褒めていただいてとても嬉しいです！展開がわかりやすいように、と気をつけている部分も多かったので本当にとても嬉しい…！(語彙力が…)コメントありがとうございます！ (2020年9月17日 21時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 貴方様の夢小説を読みました。文章が繊細で、ストーリー展開が分かりやすかったです。 (2020年9月17日 18時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - マザーグースさん» あわわ、ありがとうございます…！地道に頑張らせていただきます！ (2020年8月12日 12時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のま | 作成日時：2020年8月4日 13時
