#2 ページ13
(今の私の向こうでのイメージは、“文武両道完璧王女”。世間からすれば、そんな私がマジフトをしても、何の違和感もないだろう)
ただ、いつも見ている上品な王女様とのギャップには驚かれるくらい…あと、一部のお堅い殿方から少し咎められるくらいだ。
(問題は…)
選手として出た場合、母からのイメージが“言われた通りに動く道具”から、“言ったことも出来ない使えない道具”に成り下がるかもしれない、ということ。
(私にそれを受け止めるだけの覚悟は、できるだろうか)
だって私はまだ母を＿＿＿
「やる！やるんだゾ！その仕事！」
「おや、やるんですか？」
「大会に出してくれるんなら、話は別だ！なっユウ！」
「うんうん！犯人捕まえて、マジフト大会に出よう！」
「…でも、選手はどうするんですか？」
(あ、まずい)
つい、水をさすようなことを言ってしまった。
しかし2人はそれに「確かに」と同調するだけで、気付いた様子はなさそうだ。
(…言動にはもっと、気を付けないと)
「そこはホラ。学園長がマジカルなミラクルで何とかあと4人の選手を補填してあげます」
(“あと4人”か)
しっかり自分も選手としてカウントされているらしい。
(まぁ…当たり前だろうけど)
「よっしゃ〜！約束なんだゾ！
ユウ、早速聞き込みだ！」
「うん、行こう！…Aちゃんも一緒に来る？」
先程の「頼ってほしい」というお願いをしたからか、ユウさんは気遣ってそう聞いてくれる。
「すみません、この後は少し予定が…」
「そっか…じゃあ一緒に大会に出るためにも、頑張ってくるね！」
「はい、よろしくお願いします」
「2人とも、頼みましたよ」
にっこりと微笑んで、2人を送り出す。
そして学園長もそのままオンボロ寮を後にする…と思っていた。
「…Aさん、心変わりはありませんか？」
「…？それはどういう意味でしょうか」
「寮のことです。先程のマジカルシフトで、貴方は素晴らしい動きをしていた。それはもう、選手を狙えるような」
貴方の多才さには驚かされます、と言う学園長は、入学したばかりの時を彷彿とさせた。
(偶然の産物なのに…大袈裟だ)
「貴方の魂の資質であれば、簡単な手続きで転寮し、そこで選手を“確実に”狙えますが…」
「お断りさせていただきますわ」
「……そうですか」
(学園長は、私がオンボロ寮にいるのを好ましく思ってないみたいね)
いつも断ると変な間がある。
(まぁ、気にしないけど)
「では、ごきげんよう」
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のま(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます…！その通りです。見事に誤字していました泣細かい所まで見て下さりありがとうございますm(_ _)m (2021年1月9日 8時) (
レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 31ページ 大丈夫だよジャック、、、の後にくるのは夢主の名前ではないのでしょうか?? (2021年1月9日 7時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - 月華姫さん» コメントありがとうございます( ´ ` *)グッピーちゃん呼び、一応理由があってどこかで明かすかもしれませんので楽しみにしていてください笑応援嬉しいです！応えられるように頑張ります！ (2020年5月23日 15時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - フロイドが何故夢主ちゃんをグッピーちゃんと呼ぶのか気になりながら更新楽しみにしていますっ♪此れからも応援していますっ(｀・∀・´)bではまたっ♪ (2020年5月23日 15時) (レス) id: 4f61ef1df2 (このIDを非表示/違反報告)
遙(プロフ) - keronefiさん» うっコメントありがてえです…課題に追われて死にそうですが、更新も頑張ります！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: d72737bac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のま | 作成日時：2020年5月7日 17時
