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ab side
佐久間の回答に俺は内心激しく動揺していたが、悟られてはいけないと思い表面上では冷静を装った。
「そう？それで急に腰を触り始めたわけ？」
「うん。色っぽいなぁ〜って。」
「っ！！！」
そんなこと堂々と大きい声で言うな！！と俺は心の中で盛大につっこむ。メンバーだって見ているというのに…。俺は恥ずかしさからか顔に熱が集まる。いきなり、なんてこと言い出すんだよ。ほらほら、皆が怪訝そうにこっちを見てるじゃんか…。
「いっつも、急なんだよ！話が！！」
「だって〜、かっこいいなって思っちゃったんだもん！！！」
「っ！お前無自覚なのか？！俺は佐久間がそういう事言う度に結構ドキドキしてるんだからな！！」
「それと一緒だよ！佐久間さんはこの阿部ちゃんの細い腰にそそられてるんだよぉおお！！！」
「うっさい！」
「痛っ！！！！」
大声で変な主張をし始める佐久間をべしっと叩くと、案外いい音が鳴った。被害者の彼は痛そうに頭を抱えている。そして、わざとらしく大きな瞳を駆使して上目遣いで見つめてきた。
「い、痛いでやんす〜！」
「佐久間がうるさいのが悪いでしょ？！」
「そうだけど…」
「ちゃんと反省してください！！」
「でもさぁ〜。
こんな色っぽい腰見せられたらさぁ……。」
そう言って佐久間が俺の耳元に口を持ってくる。耳に息が掛かるのと、すぅ…と腰を撫でる感覚がして背筋が震えるのが分かった。壁側に追い詰められ逃げようにも逃げられないし。甘い痺れからの解放されたくて、俺はギュッと目を瞑った。
「……抱きたくなっちゃうじゃん？」
「っ！！！！」
熱を孕んだ音が鼓膜を揺らす。その声に鼓動は早くなり、ジンジンと熱くなる。またこいつは！こういう事をぬけぬけと！！！瞑っていた目を開けて、佐久間をキッと睨むとヘラヘラとした笑いで返された。彼自身は真っ赤な俺を見ることが出来て満足そうだ。
「ってことで今夜はよろしくぅ〜！」
「全然っ！よろしくじゃない！！！」
「はいはい。期待しときなねぇー！」
「もう！知らないから！！！」
本当に腹立たしい、まんまと佐久間の作戦にハマってしまったことも。でも一番腹立たしいのは…
「今夜」を期待してしまっている自分がいることだった…。
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さっくん(プロフ) - コメント失礼します。Twitterに出てこないんですけどどうすればいいですか？ (2021年1月30日 2時) (
レス) id: 098f5ed21a (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - 髪色。先月に読んでたのに感想書いてないことに気付きました!すみませんっ（汗）阿部ちゃんをドキドキさせちゃう佐久間くん、さすがですっ!!そして、ふっか…ドンマイ？（笑）ちなみに私も金髪派ですが、黒髪にする前にちょっとピンクだった髪色も好きです。 (2020年9月10日 23時) (レス) id: 877e4b9b86 (このIDを非表示/違反報告)
紫暮姉(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます。私も金髪派なのでお仲間がいて嬉しいです！ (2020年8月29日 7時) (レス) id: e560777b7f (このIDを非表示/違反報告)
紫暮姉(プロフ) - めぐみみさん» コメントありがとうございます。そして返信が遅くなってしまい申し訳ございません。腰をなぞっては彼の大人な魅力を引き出せたらなと思って書いたので、そう言って貰えて嬉しいです。 (2020年8月29日 7時) (レス) id: e560777b7f (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼します。髪色、拝見しました！さっくんにときめいている阿部ちゃん可愛かったです！さっくんも褒められると照れちゃうの可愛いですよね^^ 私も金髪派です！あとピンク！ 阿部ちゃんカラーの緑とかにもしてほしいなって思うときもあります！ (2020年8月29日 2時) (レス) id: 5ef125b1f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫暮姉 | 作成日時：2020年7月12日 0時
