光人間はヒーローに2【ヒロアカ】

光が81 ページ37

セ「保須で無数の奇妙な敵が暴れているらしい。建物の損害は酷く、住民の避難もままならない、そしてなによりその敵が粒揃いだと聞いた。本来なら管轄外だが英雄ガープと黒腕のゼファーがこちらにはいる。よってこれから三人と共に現地へ向かってもらう」



ガ「わしは走ってくからお前らはボルサリーノに掴まって行け」





……走る？いや、突っ込まないでおこう。青雉も赤犬も微妙な顔をしているが…








ゼ「俺はこのバトルスマッシャーを活かして飛んで行く。じゃ、現地集合な」









…………飛んで行く？もう何も言わない









貴「って、もう二人とも居ない…そんじゃあクザン、サカズキ、わっしに掴まって行こうかねェ〜」


サ「わしら二人を運べる言うんか」


貴「ま、問題ねェでしょう。ただちっと酔うかも知れないけどねェ〜」









青「俺ァ野郎に掴まるとか御免なんだけど…うぷ」


サ「ぬぅ…」


貴「あ〜…休み休み行こうかねェ」









案の定二人は酔った。ひとつの県を飛ぶ度に数分休憩をし何とか辿り着いた

わっしらが着いた頃には既にヒーローと敵の抗争が始まっておりあちこちで轟音が響いていた

逃げ惑う住民を追いかけ襲い掛かる敵を殲滅しながらガープさんとゼファー先生を探す








崩壊し落ちてきた瓦礫をクザンが凍らせ、群がる飛行型の脳無をサカズキが骨も残らず焼き尽くす

遠くで飛び交う敵やヒーローを押している敵をわっしがレーザーで貫き次々とその数を減らしていった









貴「やはり、脳無だったねェ〜…しかし原作より多くないかい」


青「そりゃ同感だ。……そこの姉ちゃん、ちょっといいか｣


「えっ…でも…そのコスチュームはヒーロー…？雄英の黄猿君！？
ハッ…まだ娘が…ッ！お願いします！助けてください！！娘が鳥の敵に連れ去られたんですッ…お願い…娘を…ッ｣







話しかけたクザンをよそにわっしの顔を見るなり泣きついてきた女性。わっしの実力は雄英体育祭で知っていたのだろう。

鳥となると空を飛ぶ。飛行型の個性のヒーローでない限り助けられる人は限られる







貴「…大丈夫だよ。わっしが助けるから
取り敢えず服放して欲しいんだけど〜…」


「…すみません。たった一人の大切な娘なんです…どうか…！！」


青「鳥ってんならボルサリーノの方が早いな…つか子持ちだったのか。随分綺麗な母ちゃんだこと。イける」


サ「クザン…！！おどれ…恥を晒すな！！」

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