終わりで始まり#0 ページ9
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閉じ込めていた思い出が、私の意図に反して飛び出そうとしていた。
固く、硬く、堅く、自分の目に触れないように、重い鎖で縛り付け、宝箱なんかよりもずっと重厚な“秘密の箱”に眠らせた。
もう、二度と見なくていいように。
もう、二度とあんな思いをしないように。
でも、縛られた重い鎖は次第に錆びていった。
重厚な“秘密の箱”も年月をおうごとに風化していった。
見ないように、触れないように、そうして固めただけの“秘密の箱”は、いつしかその隙間から顔を覗かせた。
「A、逃げて！」
聞こえる。
「お父さんたちには構うな！逃げるんだ！」
あの時の声が、聞こえる。
「A、俺たちはずーっと一緒だ」
やめて、やめて、やめて。
なんで、なんで。なんで？
箱に閉じ込めておいたのに。
もう二度と触れないようにしたのに。
そうやって、また私を戻そうとして。
そうやって、また何事もなかったかのように。
一体、誰の仕業なの？
______嗚呼、神様はいつだっていじわるだ。
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はるかっちょ(プロフ) - さわこさん» こんにちは！返信が遅くなってしまい申し訳ありません。ずっと待っていただなんて、本当に嬉しいお言葉です……！ありがとうございます！我々探偵社、まだまだ続く予定ですので、これからもぜひよろしくお願いします！コメントありがとうございました(´∀`) (2017年12月20日 7時) (
レス) id: aebaa9b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
さわこ - きたあああ！やった！ずっと待ってました！ありがとうございます！ (2017年12月16日 21時) (レス) id: e1331c41ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるかっちょ | 作成日時：2017年12月13日 23時
