我々探偵社日常編！ ページ7
.オチがかなりゆるいです
「なあ、探偵社でハムスター飼わへん？」
そう言って差し出されたロボロ先輩の両手には、可愛らしいハムスターが丸まっていた。
一体何故、急にハムスターなんて飼う話になったのだろうか。
疑問を浮かべ、ロボロ先輩に問いかけようとすると、察したのかたどたどしく説明してくれた。
「いやな、俺の友達が海外に転勤するから、飼ってたハムスターを誰かに引き取ってほしいみたいで……」
ああ、なるほど。つまりは切羽詰まった状態で、友人にハムスターの引き取りを願われ、うまく断れなかったのか。
で、仕事上家を空けることが多いため、探偵社で飼うという選択をしたのだ。
『私は、ハムスターを飼うことに反対ではないですけど、他の方たちがどうなんでしょうか』
「ああ……」
「俺は賛成！！」
どうしようか、というロボロ先輩の声は、今までに聞いたことのないひとらん先輩の明るい声でかき消された。
「俺はハムスター飼うの賛成だよ！ずっと前から動物飼いたかったから……！ねえねえ、グルちゃん。ハムスターなら小さいし、飼うスペースもあるよ？いいでしょ？」
少年のような輝いた瞳に、思わず私は目を瞑ってしまった。だめだ。動物を飼いたいとねだるひとらん先輩は、まるでかわいい5歳児ではないか。成人した男性に言う言葉ではないかもしれないが、かわいい。イマドキの言葉で言うならば、バブい。
「…………まあ、ハムスターなら大丈夫か。トン氏は？」
「職業柄、飼うなって言いたいところなんやけど……ひとらんがあんなに嬉しそうな顔してるからな……しゃーない。飼ってもええよ」
「ほんと！？やった！」
引き取った本人よりも喜ぶひとらん先輩に、一同は始終保護者目線になっていた。だって、あんな表情のひとらん先輩を見たら、誰でもああなるって……
肝心のひとらん先輩は、飼うことが決まり必死に名前を考えている。
その後、ハムスターはひとらん先輩の超絶な推薦によって、「外道丸」と命名された。
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はるかっちょ(プロフ) - さわこさん» こんにちは！返信が遅くなってしまい申し訳ありません。ずっと待っていただなんて、本当に嬉しいお言葉です……！ありがとうございます！我々探偵社、まだまだ続く予定ですので、これからもぜひよろしくお願いします！コメントありがとうございました(´∀`) (2017年12月20日 7時) (
レス) id: aebaa9b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
さわこ - きたあああ！やった！ずっと待ってました！ありがとうございます！ (2017年12月16日 21時) (レス) id: e1331c41ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるかっちょ | 作成日時：2017年12月13日 23時
