Secret thing 11 ページ31
綺麗な瞳は瞼の奥に隠されて
代わりのように弱弱しく手が抵抗していたが、いつの間にか
縋るように襟を握っていた。
アキトがどこまでさせるつもりか判断しかねた。
しかし、このままで終わらせる気はないだろう。
容赦なくするといえば。
(あぁ、落とせばええんか)
グッとキスを深くすると逃げるように背が反った。
度々漏れる悩まし気な声に脳をやられながら、支えていた方の手を首の裏へ持っていく。
動脈の場所に指先を置き力を籠めれば、Aの意識が徐々に薄くなっていく。
「んッ……」
飛ぶ寸前に浮かび上がるような快楽をもたらすという技に
力なく縋っていた手は零れ落ちAは立ちくらみを起こす。
足の力が抜けその場に座り込む。
倒れる前にジュンタは受け止め肩を抱きかかえた。
.
「お見事」
.
顔を歪めてけれど単調な声で終了を告げた。
やはり落とすまでやめさせるつもりはなかったのか。
.
「もういいですかね」
アキトは頷くと送ってやれと手を振った。
そのまま何も言わず部屋を出れば
もう一時間ほど経っているのか陽が先程より鋭く横顔を照らす。
ふらふらとしているAは口を利くほど頭に酸素が回っていないのかとろりとした瞳でこちらを仰いだ。
「歩けるか？」
答えずに数歩歩くが足元がおぼつかない。
従うしかなかった無力さがどうしようもなく悔しく。
何も言わずに抱きかかえるとAは体を固くする。
「何もせぇへん。ごめんな」
.
「……なんで？」
ぽつりとそれだけ漏らすと、ジュンタの胸元に顔をうずめる。
ごめんな。
声が薄暗い路地に虚しく溶けていく。
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みよ(プロフ) - ジョセフィーヌ・ハルオミさん» 大丈夫ですよー^^無理やりのキスも萌えますよ！！！(もしかしてハルオミさんと私だけの特別な性癖……)2章楽しみにしてます^^ (2017年1月13日 1時) (
レス) id: 437f64176f (このIDを非表示/違反報告)
ジョセフィーヌ・ハルオミ(プロフ) - みよさん» 返信遅れてしまって申し訳ないです……。いいですよね！！私だけの性癖とかじゃないですよね！？中々惹かれる方いますよね！？って思いながら書いてました。笑二章もお付き合いいただけると嬉しです！ (2017年1月12日 22時) (レス) id: 1a32b5f4a6 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - ジョセフィーヌ・ハルオミさん» やっと一章終わりましたね！お疲れ様です^^いや、ですがあのキスもなかなか萌えます笑1人で「超いい……」とかやってましたもん笑笑幸せなキスも楽しみにしてますw (2017年1月7日 19時) (レス) id: 437f64176f (このIDを非表示/違反報告)
ジョセフィーヌ・ハルオミ(プロフ) - みよさん» ああああ！！ありがとうございます！！めちゃめちゃうれしいです！！キスまで長かったんですよ……しかも色々誤解を生むような……くそぅはよう幸せなキスしてくれや！と思いながら書いてます。笑今後ともよろしくお願いいたします！ (2017年1月5日 22時) (レス) id: 1a32b5f4a6 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - この話めっちゃ好きです！！頑張ってください！！！！キスまで長かったァ〜〜！！！ (2017年1月5日 22時) (レス) id: 437f64176f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハナチル | 作成日時：2016年12月10日 22時
