Secret thing 1 ページ21
≪……しばらくはシゲに届けさせる≫
万年筆を置き
見返すと随分冗長な文を書いている。
「かけました?
ラブレター」
今日はどこぞの高級な女を落としていたのか
美しく着飾って現れた男はにやにやと笑いながら椅子をギコギコと前後に漕いでいる。
「お前臭いぞ」
嫌味の一つ言ってやれば
相手がする時香焚くんですよ〜気色の悪い。
と外套を嗅いで、なんの躊躇いもなく薄汚れた床へ叩き落とした。
「マーキングやな。笑
お気に入りや、ペット、やんけ」
「落ちたら興味ないんですよ〜。
あー事後処理せーへんから怒られるんやろうなぁ。ま、えっか」
良くないわと突っ込みながら
蝋を垂らして、いつものようにシグネットリングを捺しそうになり
慌ててそこらにあるチープな疑似宝石の石を捺しあてた。
その様子にシゲは吹き出しながらも
ジュンタから手紙を受け取った。
「や〜俺がまさかサーヴァント様の真似事をするとはなぁ」
そういって恭しく椅子の後ろへ控えるようにふるまうと嫌に様になっている。
彼は、生まれのままで育てられたなら、恐らくその容姿と器量で確実に所謂バトラーの地位まで上り詰めていただろう。
けれどあの場所で、ああして買われなければ彼は確実に今生きてすらいないのだ。
「んな顔しないでくださいよ〜
あんたほんっと……」
シゲは
溜息を吐いて苦笑する。
.
あの子だ。
あの子と会ってからジュンタは
俺のテイマ―様はいい意味でも悪い意味でも人間になった。
俺はそんなテイマ―様が好きだった。
それがどんなに愚かなことかわかっていてもだ。
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みよ(プロフ) - ジョセフィーヌ・ハルオミさん» 大丈夫ですよー^^無理やりのキスも萌えますよ!!!(もしかしてハルオミさんと私だけの特別な性癖……)2章楽しみにしてます^^ (2017年1月13日 1時) (レス) id: 437f64176f (このIDを非表示/違反報告)
ジョセフィーヌ・ハルオミ(プロフ) - みよさん» 返信遅れてしまって申し訳ないです……。いいですよね!!私だけの性癖とかじゃないですよね!?中々惹かれる方いますよね!?って思いながら書いてました。笑二章もお付き合いいただけると嬉しです! (2017年1月12日 22時) (レス) id: 1a32b5f4a6 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - ジョセフィーヌ・ハルオミさん» やっと一章終わりましたね!お疲れ様です^^いや、ですがあのキスもなかなか萌えます笑1人で「超いい……」とかやってましたもん笑笑幸せなキスも楽しみにしてますw (2017年1月7日 19時) (レス) id: 437f64176f (このIDを非表示/違反報告)
ジョセフィーヌ・ハルオミ(プロフ) - みよさん» ああああ!!ありがとうございます!!めちゃめちゃうれしいです!!キスまで長かったんですよ……しかも色々誤解を生むような……くそぅはよう幸せなキスしてくれや!と思いながら書いてます。笑今後ともよろしくお願いいたします! (2017年1月5日 22時) (レス) id: 1a32b5f4a6 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - この話めっちゃ好きです!!頑張ってください!!!!キスまで長かったァ〜〜!!! (2017年1月5日 22時) (レス) id: 437f64176f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナチル | 作成日時:2016年12月10日 22時