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そんなある夜、2人でデートした帰りにマンションの前に待つ人影があった。その姿に思わず足を止める
「………A、ちょっとここで待ってて」
『ん？うん』
不思議そうにする彼女の手を離して、ゆっくりと近づいていけば、こちらを睨みつけて腕を組んでいる女性。……Aと付き合う前まで身体の関係があった、あの面倒だった女だ
(翔太……へぇ〜、次はあんな若い子？30にもなって遊ぶ相手にしては、ちょっと厳しいんじゃなぁい？)
「うるせぇ…もうお前に関係ねーだろ。何しに来たんだよ」
(急に勝手に連絡よこさなくなって、寂しかったんだから。ね、これから一緒に遊ぼうよ。あの子帰してさぁ？いいことしよー？)
「…………そういうとこだよ、」
(……え？)
「ちょっと構ってやっただけで勘違いすんなよ。めんどくせぇ。お前みたいな顔目当ての女、うんざりだわ」
(はぁっ、！？)
「それとあの子は遊び相手じゃねぇし。正真正銘の彼女。お前と一緒にすんな」
(何よ…顔だけが取り柄のくせに……馬鹿にするのもいい加減にしてよ！)
「っー、！」
バシっ、！と俺の頬に衝撃が走る。ああ、痛てぇ……平手打ちかよ。いらつく気持ちを抑えて、その女を睨みつけた瞬間、後ろから走ってきた気配が、俺の横を通り過ぎた
バシっ、！
(きゃあ！！……あんた、なにすんのよ！！)
振り切られた手と、目の前の女が頬を押さえて信じられないという顔。俺の横に立つ姿は紛れもなくAだった
『それはこっちの台詞よ！翔太に何してくれんの！？』
聞いたこともないドスの効いた声。信じられないほど怖いオーラと鬼のような形相とはこの事。いつものふわふわした彼女の雰囲気とは正反対だ。
(なによ！あんたに叩かれる筋合いないんだけど！)
『はぁ？あるわよ、馬鹿女！
………翔太の顔にいくら掛かってると思ってんのよ！！』
一瞬、俺の時が止まった。何か…その言葉に違和感を得た。
『あんたみたいな…化粧塗りたぐった汚いおばさんと話が違うんだよ！……翔太にこれ以上触れたら、ただじゃおかないから！』
(そんなのこっちから願い下げよ！)
その女はこちらを威嚇しながら、さっさと消えていった
『翔太！大丈夫だった！？』
「っ、あ、う、うん……」
『大変！赤くなってる！早く冷やさないと、』
心配そうなAの視線が俺の頬にしか向かない事に、胸が騒ついた
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kae(プロフ) - 紫陽花さん» 紫陽花様、有難いお言葉感謝です😭怪しい彼氏も読んでいただけたのですね！嬉しい…似ているなんて本当に光栄な限りです。はるのちゃんは永遠に憧れの存在です。好き同士だと似てくるんでしょうか？😂こちらこそ読んでくださってありがとうございます！！ (2022年8月25日 23時) (
レス) id: ae2feaf230 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - ユッピンさん» ユッピン様〜！嬉しいコメントありがとうございます！実は私もまたさせていただけるなら…と期待しつつ🙏悪女について沢山の捉え方とストーリーをご提供できて楽しく書かせていただきました！ユッピン様の応援あってこそです。これからもよろしくお願いします！ (2022年8月25日 23時) (レス) id: ae2feaf230 (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - 紫陽花さん» 紫陽花様、第1弾の方も読んで下さり有難うございます🙇ぜひ今後ともかえちゃん、そしてはるのの執筆活動を応援して頂けるとすごく嬉しいです☺️またお会いできますように…！！ (2022年8月25日 23時) (レス) id: dbb7f3d4be (このIDを非表示/違反報告)
Haruno(プロフ) - ユッピンさん» ユッピン様、こちらにも感想を送って下さり有難うございます🙇😂私もコラボを受け入れてくれたかえちゃんには本当に感謝しています😢読んで下さったユッピン様にも、勿論多大なる感謝です🙇いつも素敵なコメントを本当に有難うございます…！ (2022年8月25日 22時) (レス) id: dbb7f3d4be (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - 完結お疲れ様でした。怪しい彼氏に続いて今作も最高でした。共同制作なのに作風が似ていて、とても読みやすくて楽しませていただきました。素敵な作品をありがとうございました。今後もお二方の作品楽しみにしています！ (2022年8月24日 15時) (レス) id: 990636348e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno
x他1人 | 作成日時：2022年8月10日 21時
