2 ページ5
「お久しぶりです。毛利探偵」
"本日はお招きいただきありがとうございます"と軽く頭を下げる。
幾ら初対面とはいえ結婚パーティーなので少しの緊張を交えづつ楽しみにしていた。
パーティー会場の"restaurant Sundayrino"に着くとそこには幸せそうにしている二人の男女がいた。
この二人が今日の主役の伴田頼太さんと加門初音さんだ。余りにもアツアツな二人は独身にとって目の毒でしか無かった。
生憎にも今日は雨。雨は止む気配を見せず、それさえも二人を祝福しているかのように思わせる雰囲気だった。
「結婚おめでとう!!」
その言葉とともに周りのみんなが祝福の言葉を口にする。
新郎の伴田さんは満更でもなさそうに頭を掻きながら微笑んだ。
そんな二人に毛利探偵がちょっかいを出す。その声に気づいた二人は私たちの座っている席に近づいた。
伴田さんは毛利探偵に手を向けて初音さんに紹介した。
二人は腰をかけて私たちの顔を見た。その後に初音さんは蘭ちゃんを見つめてこう言った。
「となると、隣の二人は毛利さんの…」
「娘の、蘭です。」
少しもごつくコナンくんをみんなで一斉に見て自己紹介をするように促す。
「う…あ…居候のコナンです」
そこまで言うと毛利探偵がコナンくんの頭をガシガシ撫でる。
「そちらの女性は?」
「あ、初めまして。毛利探偵と仲良くさせていただいてます間宮陽菜と申します。この度は本当におめでとうございます」
手を膝に添え軽く微笑む。そんな様子を気に入ったのか初音さんも笑顔で返してくれた。
「お二人は一目惚れって聞きましたけど!!」
そう蘭ちゃんが興味津々に聞くと二人はまたも満更でもなさそうに説明してくれた。
「お待たせしました」
「え……」
どこか聞き覚えのある声に顔を上げるとそこには一番会いたくないアイツがいた。思わずあげた素っ頓狂な声は皿の割れる音によって掻き消された。
1809人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水飴(プロフ) - クーニャンさん» なんと!!小学生でやられましたか!!私は中学からだったので…すぐ前のことですが懐かしく感じてしまいますね…!!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - misaさん» コメントありがとうございます!!合唱曲にもなってましたね(笑)私のクラスも候補にありました(笑) (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 千さん» レス遅れて申し訳ありません!相変わらずのノロノロ更新ですがどうぞ見捨てずに見てやってください!これからもよろしくお願い致します!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 私は小学生の時に国語の朗読でやりました!懐かしいです。 (2018年6月12日 0時) (レス) id: 99bb6326e7 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - 私も この気持ちはなんだろうってやりましたよw合唱しましたよw (2018年5月5日 21時) (レス) id: 338ac70cb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水飴 | 作成日時:2017年5月7日 20時