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「…で、なんで安室さんが持ってくるのかなぁ…」
「ハムサンドの注文を受けたので!」
「私は梓ちゃんに持ってきて欲しかったわぁ…」
ぶつくさ文句を言いながら運ばれてきたハムサンドを口に運ぶ。
「ッ────!」
な、なんだ…これは…
「美味しい…」
「本当ですか?嬉しいです!」
「え、これ。安室さんが作ったの?え、チートですか?」
チキショウ、相変わらずいい笑顔しやがって。何なのさ、料理はできる・顔もよし。頭は切れる…
「ホントにそっくり」
「誰に?」
ひょこっと小さい子供が顔を見せる。
「コナンくん……久しぶり」
「うん!久しぶり!ねーねー!誰に似てるの?」
やっぱり聞いてたのかァ…
「ナイショだよ。後ろの子達は?お友達?」
私がいつも座るのはボックス席なので向かい側に座るよう促す。
席に座ると皆は自己紹介をしてくれた。女の子が歩美ちゃん、ガタイのいい男の子が元太くん、真面目そうな光彦くん。それからもう1人哀ちゃんという子がいるらしい。
みんなが自己紹介を終えると光彦くんが僕達少年探偵団なんです!と自慢げに教えてくれた。
「へぇ、少年探偵団…凄いねぇ。そんな皆にはおばさんがジュースをおごってあげる。」
「本当!?ありがとう!えぇと…」
「陽菜よ、間宮陽菜」
「ありがとう!陽菜お姉さん!」
キャッキャキャッキャと皆はジュースを選び始める。
「コナンくんも好きなのどうぞ」
「あ、うん!ありがとう!」
みんな頼むものを決めて注文をする。…そう言えば私のブレンド遅い気がする。
「陽菜さん!ごめんなさい!いつもの豆切れちゃって…」
「あら、じゃあアイスティーで」
一通り会話を済ませると少年探偵団のみんな(コナンくんを除く)が興味津々に私のことを見つめてきた。
「わ、私の顔になにかついてる?」
「あのね!陽菜お姉さん!歩美たちもっと陽菜お姉さんのこと知りたいの!」
"だから色々質問したいんだぁ!"なんて、そんないい笑顔で言わないで。
お父さん、お母さん、天使はやっぱり存在しましたよ。
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水飴(プロフ) - クーニャンさん» なんと!!小学生でやられましたか!!私は中学からだったので…すぐ前のことですが懐かしく感じてしまいますね…!!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - misaさん» コメントありがとうございます!!合唱曲にもなってましたね(笑)私のクラスも候補にありました(笑) (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 千さん» レス遅れて申し訳ありません!相変わらずのノロノロ更新ですがどうぞ見捨てずに見てやってください!これからもよろしくお願い致します!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 私は小学生の時に国語の朗読でやりました!懐かしいです。 (2018年6月12日 0時) (レス) id: 99bb6326e7 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - 私も この気持ちはなんだろうってやりましたよw合唱しましたよw (2018年5月5日 21時) (レス) id: 338ac70cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水飴 | 作成日時:2017年5月7日 20時