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キスの日番外編2 ページ13

「遅い」









「あらら待っててくれたの」









バックを持って下駄箱に向かう陽菜の先にいたのは彼氏である零だった。









「ねー今年も勝負しようよ。ラブレターの数」









「そんなことして何になるんだ…」









「私がイケメンよりイケメンと証明したい」









「お前女か…?本当に…」









「女だわ。ああ?じゃあ今女じゃないかもしれないやつと付き合ってるお前はゲイか?おら?」









「悪かった、悪かった。クレープ奢るから許せ」









「…宜しい」









そう言ってクレープ屋に着くなり口早に注文をした。









「ミックスベリー米花スペシャル。ホイップ増量とバニラアイス付きで」









そういうなり零の顔を見ると口元が少し引きつっていた。当たり前だこの店で一番高い(ミックスベリー米花スペシャル)に更にトッピングまで頼んだのだから。









「本当にお前は遠慮しないな…」









「奢ってもらうのに逆に失礼でしょ?」









「遠慮しなさ過ぎも十分失礼だ。」









仰る通りでと笑いながらホイップがたくさん乗っているクレープを思いっきり頬張った。









「あれ?零は食べないの?」









陽菜は美味しそうにクレープを頬張りながら横目で零を見る。少し間を開けてから零は顔を近づけた。









そして陽菜の口についたクリームを舐めた。急なことに頭が追いつかずポカンとして数秒後思いっきり顔を赤らめた。









「俺はこれで十分」









「ちょ、な、あんた…」









「今日はラブレターの日でもあるけどな…キスの日でもあるんだ。」









零は口元に指を持ってきニカッと笑う。しかし陽菜の耳にそれは届かなかったようで









「あああああああああああ!?」









「グフッ…」









陽菜は零の横っ腹に思い切り回し蹴りを喰らわせた。零はあまりの痛さに思わず顔をしかめる。









「こんの…馬鹿零め!!」









こんな彼氏が何年後かに別れを告げ弟子にしてくれと行ってきた少女が部下になるなんて誰も思わなかった。









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



キスの日だいちこーく




更新も遅いすね、サーセン…体育大会も終わったので少しずつ更新していきますねー!!

9→←キスの日番外編



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水飴(プロフ) - クーニャンさん» なんと!!小学生でやられましたか!!私は中学からだったので…すぐ前のことですが懐かしく感じてしまいますね…!!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - misaさん» コメントありがとうございます!!合唱曲にもなってましたね(笑)私のクラスも候補にありました(笑) (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
水飴(プロフ) - 千さん» レス遅れて申し訳ありません!相変わらずのノロノロ更新ですがどうぞ見捨てずに見てやってください!これからもよろしくお願い致します!! (2018年6月12日 22時) (レス) id: 36da6c81cc (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 私は小学生の時に国語の朗読でやりました!懐かしいです。 (2018年6月12日 0時) (レス) id: 99bb6326e7 (このIDを非表示/違反報告)
misa(プロフ) - 私も この気持ちはなんだろうってやりましたよw合唱しましたよw (2018年5月5日 21時) (レス) id: 338ac70cb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水飴 | 作成日時:2017年5月7日 20時

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