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35.テリトリーバトル前夜 ページ43

ーーーーホテル

「んん〜!はぁー疲れた」


今までずっと報告書を書いていた。気づいて外を見

るともう真っ暗。



ブーブー



「ん?あれ左馬刻からだ…もしもし?どうしたの?」



左馬刻から電話があった。内容は無く一言「部屋に

来い」これだけ



「どうしたんだろう。とりあえず部屋着に着替えよう」



普通は正装で見張りをするのが当たり前だと思う

が、ホテルの各階を貸切しているのだから防犯カメ

ラの映像だけで良いと判断し、みんなには楽な服装

でいいと伝えてある。


ーーーー

コンコン


「左馬刻?入るよ?」


左馬刻は来る前に部屋の鍵を開けておいてくれるか

ら、中に入った


「どうしたの?落ち着かない?」


左)「こっち来い」


私は左馬刻の隣に座った。




「どうしたの?何か不安?」




フワッと私の体が左馬刻の方に引っ張られた。そし

て、優しく抱きしめられた



左)「すまねぇ…こうさせてくれ」




左馬刻は今不安と葛藤しているのだろう。TDDが解

散して、初めてのテリトリーバトル。しかも相手は

元チームメンバー達に新メンバー達。いくら自分の

スキルに自信がある左馬刻でも明日のバトルはどう

なるのかは予測不可能。



「左馬刻…あなたの強みは、勝利を目指しそれに一

直線になれる事よ。でもそれはあなたの弱みでもあ

る。」




左)「……何が言いてぇんだ」




「今のあなたは明日の自分がイメージ出来てないん

でしょ?他の彼らのスキルが未知数だからまだ自分

が優勝できる各しょうがないから不安なんでしょ?」




左)「……」



何も言わないということは否定出来ないから。

左馬刻は強い。強いから傲慢にもなるし、それで悩

む時がある。




「どうなるか分からないのなら、頭真っ白でもいい

んじゃない?その場での発想が悪いものとは言いき

れないし。変に身構えない方がいいよ。いつもの左

馬刻がいいな」




落ち込んだ左馬刻よりもいつものちょっと口が悪いくらいの左馬刻が好き

特別編vol.1ーお願いー→←34.車の中でシーンとするとなんか息苦しくなるの私だけ?



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人間です - 面白い、好き、、、『甘い』ではなく『アハーンやウフーン』というところも (2020年12月6日 14時) (レス) id: 836661e0c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星鳴 | 作成日時:2019年8月24日 17時

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