か わ か み か っ ぷ る さ ー ど ！！

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Aside



お昼頃。


拓朗のご両親と、QuizKnockのみんなと拓朗が起きるのを待つ。


『起きて…』



『起きて…』



私はそう言いながら
私は拓朗の手を握って、目覚めるのを待つ。






その時だった。


拓朗の手が少し動いた気がした。


気のせいかと思った。


違った。


拓朗が目を開けた。
まだ虚ろだけど開けた。



手が動いたのは間違いじゃなかった。


拓朗は生きた。


恐ろしい傷から生き抜いた。


そう思うと、涙が溢れて止まらない。


拓朗のご両親も、QuizKnockのみんなも泣いていた。




『おかえりっ…拓朗っ…』






嬉しくて、嬉しくて、涙ながらにおかえりと言ったら、まだ上手く動かない口で、





「た…だい…ま。A…」







そう言ってくれた。



『っ……おかえりっ！…』





拓朗。

これから、しっかりと傷を治して、またいつも通りの生活に戻ろうね。

私達もそれまで待ってるから。


だから、一緒に頑張ろう？


明るい未来に向かって。

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