届かない告白＿izw ページ2
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「…やばい超面白いこの文」
「え、何なに。」
雙葉小学校を卒業後、桜蔭中学へ進学、現在桜蔭高校主席を誇るのは俺の幼馴染であるAAだった。
「
淀みなく、美しい発音で述べられたその英文に耳を奪われながら、俺はその文に思わず吹き出した。
「超修羅場じゃん」
俺がそう言うと、彼女も同意するように呟く。
「それだけ、二人ともこのクソ男が大好きなんだね」
二股をかける男を“クソ男”と言うのは彼女らしい。
そう思いながら彼女がはしらせるシャーペンに目をやった。
小中高と男子校な俺が、そんなエリートのAと関わりがあるのかと聞かれると返答には困る。
普通の出会い方じゃなかったからね。
ただ言えるのは彼女は語学界では超有名人。
マルチリンガルとして活躍の幅を広げているし、彼女のことを知らない語学者はいない。
「…ちょっと眠いなぁ」
「あはは、その大量の英文に読んでたらそうなるよ」
現在の彼女の志望校は東大。
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「私ちょっとコンビニ言ってくるけど拓司は何か飲む？」
「着いていこうか？」
「何歳だと思ってんだよ」
呆れたように笑った彼女。
俺も思わず笑った。
「俺は何もいらないよ。」
「ん、じゃあ留守番よろ」
彼女はそう言って、ドアから出ていく。
バタンと閉まった扉に、俺は小さく呟いた。
「
小さな楽しみ＿k-chan→←バレンタイン＿QuizKnock
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