什捌 ページ19
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「いらっしゃいまs…綾瀬、きてくれたんだね!」
降谷さんがバイトしていると聞いたポアロという喫茶店。
私は新しく執筆する場所としてそこを選んだ。
「先輩が働いているって聞いたので」
大人っぽい南雲綾瀬なら、こういうリアクションかな、なんて考えながら降谷さんと会話する。
降谷さんの前に、小学生くらいの男の子が座っていた。
「先約がいる、なんて聞いてませんでしたよ」
私がちょっと困ったように言うと、降谷さんも頬をかく。
「この子は上の毛利探偵事務所で暮らしている少年です。コナン君、自己紹介しな?」
「はぁい」
コナン、と呼ばれた男の子は、私のほうに体をむけると、頭を下げる。
「江戸川コナンです!」
けど、その男の子は、到底小学校一年生には見えなかった。
「江戸川乱歩とコナン・ドイル…まるでとってつけたような名前ね」
彼のことは一通り調べたつもりだ。
高校生探偵工藤新一。
彼の名前を聞かなくなったと同時に、毛利小五郎の名前が台頭してきた。
そして、毛利小五郎が有名になったころ、この少年、江戸川コナンが登場する。
ここから導きだせる答えなんて簡単だった。
「私は南雲綾瀬だよ。よろしくね、少年」
さぁ、化けの皮はいつはがそうかな。
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冠 - Victoriaって勝利の女神と言う解釈であっていますか? (2019年12月24日 16時) (レス) id: ebdf59309e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - ののいろ系女子さん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2019年1月20日 13時) (レス) id: 14232fb1c5 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - 凄く面白いです!最初は降谷さんの姉だと思ってたんですが見てみるとちがくて、でもこれはこれで良くて、最高です!続き楽しみにしてます! (2019年1月18日 22時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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