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緑
その日の夜。
珍しくもAから電話が掛かってきた。
何となく言いたいことは想像出来たけど、昔からこの子だけは泣かせたらあかんっていうのが痛いほど俺の中には刻み込まれてて、
向こうの作戦勝ちやんけ、と思いながら電話に出た。
緑「もしもし？どした？」
*「神ちゃんはさ、いや、神ちゃんだけじゃないけど、私は7WESTのみんなに助けて貰いました。」
緑「えらい急やな、うん、それで？」
*「だから、私に出来ることは全部神ちゃんのためにしたいと思ってるし、ほら、メンバーだから！」
メンバーやろ？なんて格好つけて言った俺。
まさかAに言われ返されるとは思ってなかった。
*「私は何があっても神ちゃんを助けるよ、だからデビューしても、全力で八人横並びになるように努力するし、私は出来ると思ってる。」
緑「でも、」
*「…私泣くよ？」
緑「は？」
Aも狡いな、と思う。
俺が、俺らが、Aのことを泣かせないと決めていることを知ってるんか知らんのか。
きっと" 彼女 "は後者なんやろうけど。
緑「Aの気持ちは分かったよ、俺も一緒にデビューさせて欲しい。」
*「っ、ほんまに？」
緑「泣くよ？って脅しといて、結局俺がデビューしたいって言うても泣いてるやん。」
*「泣いてっ、ないしっ、」
" 彼女 "を泣かせたのは俺だから。
その責任をこれからもずっと" 彼女 "と一緒にいることで果たすために、何がなんでもデビューする。
そう誓った。
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春(プロフ) - さきさん» 初めまして。丁寧なコメントありがとうございます。2は加筆修正作業をまだしているので、パスワードを付けさせてもらっています。もうしばらく待っていただけると嬉しいです。すいません。 (2018年12月23日 17時) (
レス) id: 9cacd0005c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 初めまして。ここで聞くのも失礼かと思いますが、僕らと彼女2を読みたいのですが、パスワードが分からないので、教えて欲しいです。 (2018年12月23日 15時) (レス) id: 764363980f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2018年6月6日 11時
