8(side:inoo) ページ10
「まじかよ…」
目の前のモニターパネル
1回戦Ya−Ya−yah〇ーHey! Say! JUMP×
2回戦Ya−Ya−yah〇ーHey! Say! JUMP×
3回戦Ya−Ya−yah ーHey! Say! JUMP
4回戦Ya−Ya−yah ーHey! Say! JUMP
洋楽から邦楽全てのジャンルに精通するだろうと思っていたゆうとと圭人の敗退
そしてダンスが得意なチネンとリズム感抜群の大ちゃんの敗退
しかも相手は顔色1つ曇らせず楽しんでいた様にさえ見えた
司会進行を務めるアナウンサーもJUMPに対し酷評する訳じゃない
JUMPも決してレベルが低い訳じゃないし、アナウンサー曰くは『ハイレベルな勝負』とは言っていたからそれなりの実力は持っている
それは傍にいた俺たちがよく知ってる
JUMPのレベルが低いんじゃない
Ya−Ya−yahが高すぎるんだ
『2回戦まで終了しましたがー…Hey! Say! JUMPの皆さん如何ですか?』
アナウンサーがマイクを山田に向ける
「いや、さすがYa−Ya−yahの皆さんだなって…怖くなります」
山田は飄々と言葉してはいたがメンバーだから伝わる
不動とも言えるセンターの明らかなる動揺
『対してYa−Ya−yah薮くんHey! Say! JUMPの皆さんも素晴らしい活躍ですがここまで如何ですか?』
俺たちの視線が薮に注がれる
「若いって凄いなって思いますよ。
先輩として意地でも負けられないなって…」
言葉は優しいが薮の目はJUMPで言う『帝王』の時以上の表情で俺たちを見ている
『先輩』薮がそんな単語を俺たち…いや他のメンバーに使った事は今まで1度もなかった
『白熱した戦い3回戦はYa−Ya−yah八乙女VSHey! Say! JUMP伊野尾･�睫據湿”蕕魯�イズ対決』
アナウンサーの張り上げる声に歓声が湧く
光がクイズとは何の間違えなのかと思った
博識と言えば薮で光はどちらかと言えば苦手とする分野で、ここで負ける訳には行かない
なのに
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作者名：Kanata | 作成日時：2019年9月17日 21時
