32決意(side:yabu) ページ35
「は?ちょっと待とーよ
それマジで言ってるの?」
しょおんの声で顔を上げるとマネージャーに対して珍しく声を上げていた
「何?どーしたの?」
太陽がしょおんの肩に手を乗せ話に入る
「いや、社長が昨日の収録見て直々に企画が立ったんだよ
幹部も面白そうだし、数字も取れるだろーって」
どうやら新しい企画でも提案されたらしい
「いやいや、けど無理でしょ?
ファンも仲が悪いし…ネット荒れるよ?」
そんな言葉でフッと過ぎる
ファンの仲が悪い
それは『Hey! Say! JUMP』
「だからこそ『実は仲良し』っていうアピールしてジャニーズファンの素行の悪さ改善の1歩にもなるし、お前らのマイナスにはならないって話なんだよ」
マネージャーが必死に説明してる
「何?どんな企画な訳?」
俺が声をかけると、しょおんがビックリした様に俺を見る
「あー珍しく薮気になる?
Ya−Ya−yahとHey! Say! JUMPが１ヶ月舞台共演のｗ座長＆合同合宿
Ya−Ya−yahとHey! Say! JUMPそれぞれの番組で交代でドキュメンタリーの放送してみてはって提案があってねー。
ほら前に提案あったろ?ジャニーズの新しい舞台座長の話。あれだよ」
『Hey! Say! JUMP』とのｗ座長、共演
そして１ヶ月の合宿
「いや、ダメだって
俺ら相性合わないから、無理だよ」
しょおんが遠ざけようとしてるってわかる
気を使ってくれてる
「いんじゃない?面白そうじゃん」
俺がそう笑うとしょおんの顔色が崩れる
昨日の今日だから仕方ないのかもしれない
「薮、お前な!!お前が1番問題なんだよ
Hey! Say! JUMPと舞台一緒にしてみろ
面白おかしく昔の事掘り起こしてあーだこーだって言うアンチだって山ほどいんだぞ?
悪いけど俺は反対だ」
しょおんがマネージャーに背を向けて椅子に腰掛ける
「しょおーん!!これほぼ決定なんだって」
マネージャーは困り果てる始末
「俺も反対
ってかHey! Say! JUMPが可哀想だって
明後日放送で絶対荒れるから、ファン」
太陽も優しい声で結構なセリフを言うとしょおんと隣に座る
「たいよー、お前もかよー」
ついには俯くマネージャー
「いーじゃん俺らにアイツらついて来れないだろ?
俺らは俺らの舞台をする
Hey! Say! JUMPが何処まで迫ってくるか楽しみじゃん?」
椅子に座りながら2人を見る
「薮、お前なぁ…」
しょおんが呆れた顔で俺を見る
「社長の提案でしょ?断れなくない?」
そう言うと2人は黙ってしまった
「はよー」
そう言って楽屋に入ってきた光
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作者名：Kanata | 作成日時：2019年9月17日 21時
