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86度目の人生 ページ44

それから間もなく、家の中に気配が増え小芭内達が地下室へとなだれ込んでくる。


小「何もされなかったか!?どこか怪我は…!?」



実「おい!お袋は!?」



『何もされてないし、なんならした側だよ私。怪我もない。志津さんは大丈夫。心配かけちゃってごめんね。』




ふわりとその柔らかい髪の毛をもつ2人の頭を撫でてやれば、照れたようにそっぽを向く。




『ふふっ…んじゃあ、部屋決めでもしようか。』



そう言って立ち上がり、みんなと一緒に1階へと上がる。


『(まぁどこも片付けてるから大丈夫だよね…?)』




そこでふと思い出す。



『あ、そういえばしのぶさんとカナエさんが来るんだっけ…?部屋準備しておこうかな…』




思い立ったら即行動、私は適当に部屋を2つ並びで決め、軽く部屋を整える。



整え終わったところで皆も部屋を決め終わったようで、私を呼びに来てくれた。







『あぁ、なら昼餉にしようか。少し待っててね、貰った食材で軽く何かを作るから。』



小「お前は料理が出来るのか…?」



そういった小芭内の顔はすごく心配そうで、まるで私がダークマターでも作りそうとでも言いたげな顔だった。




『なっ!失礼か!!私はこう見えて料理は得意なんだからね!』



そう言って台所に立ち、あっという間にご飯を作っていく。


人数が多いから作っては並べ、作っては並べを繰り返す。



『就也くんって離乳食でいいのかな…てか、どう作るんだ…??細かく切ってお粥と混ぜるのでいいのかな…』




あっという間に作り終わり、小芭内達に感心される中皆でご飯を食べる。



実「美味いなぁこれ。」



玄「うん、本当に美味しい。」



等とそれぞれ好き勝手に感想を言っていく。



小「料理が出来るなんて信じられない…」



『小芭内?なんでなの?え、私が年下だからかな?ん?』



その問いに小芭内は答えず、目の前のご飯をパクリと食べる。



そしてその顔を輝かせて、また1口食べる。



美味しそうに食べてくれるので私は満足して、自分も箸を進める。



皆でご飯を食べ、片付けをしていれば小芭内と実弥さんが早速修行をしたいと声をかけてきた。


私はそれに2言返事で了承し、小芭内と実弥さんに修行内容を伝えた。




『んー、とりあえず外周を50周してきましょう。50周はとりあえずの目標なので、今日達成できなくてもいいです。では、行ってきてください!』



と2人をみんなで見送った。

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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月23日 2時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - や、やばい!続きのお恵みをっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年8月23日 0時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!頑張って続き書いていきますね! (2020年7月5日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
- この話すっごく好きです!続きも楽しみにしてます! (2020年7月1日 17時) (レス) id: 456d2e2709 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - つむ狐さん» ありがとうございます!更新停止してしまっていましたが、これからまた更新を頑張っていくのでお願いします! (2020年6月23日 5時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年5月13日 20時

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