54度目の人生 ページ12
そして母はその事を父に打ち明ける。
もちろん父は母を見放した。
だがそこで終わる妄想ではなかった。
母はこう思ったのだ。
″あの女がいるから私を拒むしかできないのね。あぁ、分かったわ、では既成事実を作ればあなたは私のものになってくれるよね?″
と。
そして母は父に責めより、最後に1回だけ。
最後に一回だけシテ。
そしたら、貴方のことは忘れるわ。
と父に迫る。
父は最後にするだけで忘れてもらえるのならそれでいいと最後にする事にした。
そしてその夜、ホテルに行き父がシャワーを浴びているすきに母は持ってきたものと置いてある全ての避妊具に穴を開けた。
穴が空いているなんて知らない父はそれをしたまま母の中で出した。
勿論父のものは母の中に吐き出させられる訳で、母はそれを喜んだ。
父はそしてその事に気づき、母をぶってホテルを出ていった。
母は自分の中にある熱い父の種に蓋をするように奥の方へ押し込んだ。
それから間もなくだ。
母の体調は悪くなった。
生理も来なくなった。
そう、母は狙い通り父の子を孕んだのだ。
そして母は大事に大事に私を育て、私は産まれた。
その赤子をもって母は父の元へ行く。
″ねぇ、あなた!私たちの子供よ!これで一緒になれるでしょ?あんな女狐さっさとお捨てなさい。″
″何を言ってるんだ君は!″
″あの女狐、子供を産めないのでしょう?なら後継を産める私と一緒になればいいじゃない!今回は女の子だったけれど次は男の子を産むから!″
″…気持ち悪い女め、ここから出ていけ!!!″
母はきっと父はあの女狐に脅されている、そう考え裁判をする事にした。
しかしこの裁判で母が勝つことは無く、父が金で揉み消した。
金でもみ消しても母はまた裁判を開き、そして父はまたもみ消すといういたちごっこの裁判の期間は長かった。
その間に私も成長し、4歳になっていた。
そして母は喋れるようになった頃からまだ幼い私に文字や算数、簡単な保健など色々な勉強をさせた。
4歳になる頃にはもう小学生レベルの問題は終わっていた。
母はそんないたちごっこに疲れて、お金もなくなり、その憎悪を私へ向けた。
中学の勉強は難しく、4歳の私には全く分からなかった。
母は教えてくれるが、私はできない。
そしてそんな中妄想に取り憑かれた母の中で何かが切れた。
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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月23日 2時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - や、やばい!続きのお恵みをっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年8月23日 0時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!頑張って続き書いていきますね! (2020年7月5日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
絢 - この話すっごく好きです!続きも楽しみにしてます! (2020年7月1日 17時) (レス) id: 456d2e2709 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - つむ狐さん» ありがとうございます!更新停止してしまっていましたが、これからまた更新を頑張っていくのでお願いします! (2020年6月23日 5時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年5月13日 20時