出久の双子の姉は愛されたい2 (ページ6)

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愛されたい50 ページ6

沸騰した鍋に塩とパスタを突っ込み、箸で軽く混ぜる。

タイマーのスタートボタンを押してから、もう1つ小さめの鍋を出しそれに水を入れ、火にかける。

そしてその中に1つコンソメを落とす。

その間にキャベツやらレタス、豆苗、しらす、山芋、トマトなどを切ったりちぎったりしていく。

全てが終わるころに小さな鍋が沸騰する。

それに切ったキャベツ、鶏肉、人参、じゃがいもを入れる。どれも薄く切ってあるので直ぐに火が通る。

軽く薄口醤油などの調味料で味付けをしたら、スープは完成。

次にパスタと一緒に和えるための具材を炒めたり、味付けしていく。

牛肉に玉ねぎ、たくさんのキノコを順々に炒めていき、ニンニク、醤油、砂糖などを使って味をつけて行く。

味が整ったところでタイマーがなり、急いでザルに流す。

茹で上がったパスタにバターを突っ込んで塗り、先程炒めた具材の中に入れる。

再び火をかけ、混ぜ合わさったら今日の夜ご飯が完成する。

出来上がった料理と箸やスプーンフォークなど、色々と持ってテーブルに並べていく。

ソファーに座っていた相澤さんは美味そうだなと声をかけて並べるのを手伝ってくれる。

最後にコップとお茶をテーブルに置いたら、2人で手を合わせてご飯を食べる。

私は味が心配で、相澤さんが食べるのを見届けてから食べようと、相澤さんを見る。

相「ん、美味いな。」

その言葉に安堵と嬉しさを感じながら私も自身の前に並ぶ料理を食べていく。

『んまぁ…私パスタ好きなんですよねー。手軽だし、お腹にたまるし…』

相「確かにそうだな。俺もゼリー飲料を飲み始める前はよくパスタを食べてたな…」

『えぇ、そうなんですか。私てっきり相澤さんは和食派だと…』

そんな会話をしながらご飯を食べていく。

ご飯を食べ終わったら相澤さんはおもむろにその場を立ち上がり、私の食器をさげて洗い始める。

『え！いいですよ！私が洗います！それより時間大丈夫ですか？』

相「あぁ、これを洗い終わったらお暇させてもらう。」

相澤さんの食器を洗う手は止まらず、あっという間に洗い終わってしまう。

『(あぁ、そっか。帰っちゃうのか…また1人か…)』

相「Aのご飯美味かったからな、また食べに来てもいいか？代わりに勉強見てやるから。」