愛されたい63 ページ20
すみません、更新長らくお待たせしました…
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あの後それぞれ担当地区に向かうため解散した。
私はギコギコと重たくなったペダルを踏み、個性練習のために個性を使って新聞を突っ込んでいく。
『ホークスの剛翼…めっちゃ使えるんだよなぁ…というか使ってみて思うけどホークスの羽使いどんだけ練習したんだろう……』
?「まぁ、結構頑張ったかな。」
そんな声が突然聞こえ、私は心臓が跳ねる。
その勢いで自転車が倒れそうになるが、その人がその赤い羽根で助けてくれる。
『な…ホークス…?なんでここに…』
ホ「こっちに少し用があったんよ。したら、上から俺と同じ個性使いよる君が見えたんでね。」
少し癖のあるイントネーションは博多弁…だよね。
『あ、もしかしてホークスさんの個性使ってもいいですかって許可貰った方が良かったですか…』
自転車を降りながらそんなことを聞く。
ホ「別に許可とか良かよ。察するに君の個性はコピー系なんだろう?」
あっけらかんとして言うその姿は、彼の人柄がチラリと垣間見得る。
『か、顔がいい…何、ヒーローって顔が良くないと入れない感じ…?なら私無理じゃん…』
ホークスをぼーっと眺めてたら目が合った。
不覚にも心臓がなってしまうほどの顔の良さ…
そしてふと脳裏に浮かぶイレイザーヘッド。
それに加え、テレビで見るヒーロー達の顔。
そう、みんな顔がいいんだ。
だからヒーローになるには顔がいいもひとつの条件なのかなぁと思ってしまう。
ホ「顔が良くなきゃ入れないなんてルールは聞いた事なかけど…確かにヒーローってみんな顔がいいなぁ。」
と呟いたホークスは今脳裏に誰を浮かべているんだろうか。
そんなことを思う。
『あ、ホークスさん。サイン…貰えませんか…?』
イレイザーヘッドが1番ってだけで私は他のヒーローも好きなんだ。
目の前にいるんだ、サインは貰っておかないと…なんて思いながら、リュックにサインをしてもらう。
『ありがとうございます!…私緑谷Aっていいます。ヒーロー志望…いや、No.1ヒーロー志望の受験生です。』
No.1になれば、きっと母さんは私を見てくれる。
『ホークスさん、きっとあなたはもっと上に行きます。だから今のうちに宣戦布告、しときますね。』
にこっと笑って自転車に跨り、ホークスを後にして漕ぎ始める。
ホ「…楽しみに待っとるけんね。緑谷A。」
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中華 - 涙腺崩壊させられました。最高です!いっぱいちゅき、、、 (2023年4月18日 22時) (レス) @page25 id: 2cf0465f68 (このIDを非表示/違反報告)
naitomeakun(プロフ) - この作品いっぱいちゅき (2022年10月26日 22時) (レス) @page10 id: d3eefea6fe (このIDを非表示/違反報告)
クリスマス生まれ(プロフ) - ホークスかっこいい…めっちゃすきです!! (2021年2月24日 22時) (レス) id: 18ca6771ec (このIDを非表示/違反報告)
クロシェット(アムール)(プロフ) - 続きが気になる、、、。更新、大変だと思いますが応援しています。 (2021年1月17日 16時) (レス) id: 66de3eaad7 (このIDを非表示/違反報告)
シグマを襲いたい/// - 続き見たい………………… (2020年9月15日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年5月18日 23時