鬼舞辻無惨のそっくりさん (ページ8)

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伍話　続き　　　　(12/3　少し修正しました) ページ8

〈童磨side〉

俺は童磨。

鬼で、しかも上弦の弐である。

皆知っていると思うが、俺は万世極楽教という宗教の教祖として、可哀想な人間達を救っている。

今日も、俺の信者がどんどん増えていく。

午前からずっと、俺の元へとやって来る、信者達の悩み等を聞いていた。

そして、午後を少し過ぎた頃。

少し変わった人間がやって来た。

その人間が部屋へと入る直前、部屋の明かりが消えてしまった。

まあいいや、男の顔とか見たくないし。

「やあやあ、俺は童磨。

　万世極楽教の教祖をしているよ！

　君は、どんな悩みがあって此処に来たのか
　な？」

俺が言葉を発すると、その男はポカーンと固まってしまった。

何でだろう。

どうでも良いけど。

少しすると、その男は仕事場での悩みを打ち明けてきた。

要約すると、こうだ。

偉い地位に就いているのだが、部下が自由気まますぎる。

特に酷いのが二番目の部下だが、其奴は上司である彼に、敬語は使うのだが態度が少し、いやかなり軽薄である。

三番目の部下と仲が悪く、いつも衝突している。

そして、全員、仕事をきちんとこなさない。

だから、いつも彼が尻拭いをすることになる。

また、七番目から十二番目の部下が、役に立たない。

うわーお

大変なんだね…

それにしても、この男、無惨様に似ている様な…

声といい、喋り方といい、極めつけは、普通の人間なら良くて気絶、最悪死んでしまう様なこの威圧感。

そして、この悩み…!

無惨様の考えを全てわかるとは言わないが、俺達いつもそんなことを思われている気がするんだよなぁ

暗くて顔が見えないからわからないが、多分無惨様だ。

後で信者の誰かに明かりをつけてもらおうかな。

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吾絈です!

保存した際、間違って公開してしまいました。

なので、少し短いですが、公開させてもらいます！