after 夏 07 ページ41
「A〜〜〜〜〜〜」
『ほらテヒョンア、Aちゃん困らせないで、ミーティング行かないと』
『会ってすぐにこんなのってないだろ〜！』
すぐ連絡するからねと言い残し、タピオカを美味しそうに飲むジミンさんに引きずられていったテヒョンさん。
この後二、三時間のミーティングがある事をテヒョンさんは本当に涙目になりながら伝えてきてくれて、実はジミンさんからそこもリサーチ済みだった私は知らないフリをするのもかなり胸が痛かった。
二人と時間差でお店を出て、ホテルまで電車を使って向かう。
宿泊先は、ソウル市内でも大分落ち着いた雰囲気で、ちょっとこじんまりとしたオシャレなホテル。
ジミンさんに何軒かオススメしてもらった中で選んだそこは、なるほど、たしかに観光客というか人の通り自体が少なくて、テヒョンさんと過ごすには持ってこいだなと思った。
「さあ…準備に取り掛かるぞ！」
意気込んでスーツケースを開けて、中から取り出したもので急いで部屋を飾り付けていく。
うーん、なかなかセンスあるね？自分。
テヒョンさんとの合流まであと二時間半。私は計画通りにサプライズを進めるため、この部屋を完璧に装飾してからホテルを出なければならない。
「テヒョンさん喜んでくれるかな」
うん。きっと優しいテヒョンさんの事だから、すごく喜んでくれるはずだ。
頭の中で「この韓国旅行でテヒョンさんにすることリスト」を復唱しながら、部屋の飾り付けを終えて、その頃には待ち合わせの場所に行くには良い時間。
「やば…！急げ！」
テヒョンさんに一番に見せるために買ったロングのワンピースにわたわたと着替える。足元はテヒョンさんから貰ったスニーカーでわざとちょっとカジュアルに外せば、うん、オシャレな子っぽいのでは。
急いで髪の毛も巻いて、化粧も少しだけ直してから電車に飛び乗ると、タイミングよくテヒョンさんからのメッセージが携帯に届いた。
【早めに終わったから待ってるねん】
「えっもう！？」
予想外の早さに大声を出してしまうと周りからジロジロ見られて、慌てて俯く。テヒョンさん、有名人なのに駅前で待たせてたらパニックになっちゃうんじゃ！？と焦っても電車は時刻通りに動くだけで。
とりあえず目的の駅に着いた瞬間、巻き髪なんか気にせずにダッシュでテヒョンさんの元へ向かった。
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るめ(プロフ) - ジャスミンさん» ジャスミンさん、すごくすごく嬉しいコメントをありがとうございます…！テヒョンの持つふわふわしていて優しい雰囲気で幸せなお話を書きたいと思っていたのでそう言って頂けるとすごく嬉しいです^^！これからもお暇な際にぜひお付き合い下さい！ (2019年10月14日 1時) (
レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン(プロフ) - なんかもう、ずっとずっとこのお話の2人を読んでいたいし 幸せ気持ちになるし何度も何度も読み返しました(;_;) 癒しをありがとうございます更新楽しみにしてます。るめさんの文章力、文才、表現力に乾杯(;_;) (2019年9月28日 2時) (レス) id: a2850f3adc (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - 千晃さん» 千晃さん、そう言って頂けてすごくすごく嬉しいです^^* まだ少しこの2人のその後のお話は続いて行きますので、よければお付き合いください！コメントありがとうございました！ (2019年6月19日 20時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - もっとこのお話読んでたいです！！続きも楽しみにしてます！！！！！ (2019年6月17日 17時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - ねおさん» ありがとうございますーー！！そう言って頂けるのが一番の更新の励みになります！コメントありがとうございました。これからもお暇な時間に読んでやってください♪ (2019年6月14日 2時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るめ
| 作成日時：2019年5月15日 1時
