73 JK ページ23
『……は？テヒョンアの彼女の家に行った？』
俺の話を聞いたジミニヒョンは、まじで理解出来ないって感じの表情を浮かべていた。俺だって、自分で自分を理解出来てないもん、そりゃそうだ。
『俺達のバランスを崩されたくなくて…テヒョンイヒョンに言っても聞かないから、だったら彼女にと思って…』
『はぁ、お前はなんでそう突拍子もないところで行動力があるんだよ…』
冷蔵庫から出したペットボトルの蓋を開けて、ジミニヒョンが水を飲む姿を眺める。多分、もう寝るつもりだったんだろうな。と思うと、話に付き合わせてしまって申し訳なくなる。
『ジョングガ、二人のことに俺達が口を出す権利はないよ』
『…はい、分かってます』
『その顔見る限り、Aさんのこと頭ごなしに否定する気はもう無くなったと思うんだけどさ。』
これは俺が話していいことじゃないのかもしれないけど、と前置いたジミニヒョンの口から零れたのは、テヒョンイヒョンとAさんの、びっくりするような出会いだった。
『テヒョンイヒョンが、サセンに…』
『そう。初めて聞いた時は俺もびっくりしたよ』
絶句。その言葉が似合う。衝撃的すぎる話だった。
…あんなに普通な女の子が、テヒョンイヒョンのこと、その時の流れだとしても。守ったんだ。
俺のことを分かりやすいくらいに遠ざけていた彼女は、テヒョンイヒョンにとってのスーパーヒーローだったみたいだ。
それで、彼女のことを忘れられなくて、テヒョンイヒョンは傘を返すという口実で連絡先を聞きに行ったということだ。
『………だからかよ』
手に持ったビニール傘。
やっぱり貼られたシールのセンスはちょっと微妙。
彼女があんなに必死で、傘を返さなくてもいいよってジェスチャーしていた理由が、分かってしまって、なんだか苦い気持ちになった。
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るめ(プロフ) - ジャスミンさん» ジャスミンさん、すごくすごく嬉しいコメントをありがとうございます…！テヒョンの持つふわふわしていて優しい雰囲気で幸せなお話を書きたいと思っていたのでそう言って頂けるとすごく嬉しいです^^！これからもお暇な際にぜひお付き合い下さい！ (2019年10月14日 1時) (
レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン(プロフ) - なんかもう、ずっとずっとこのお話の2人を読んでいたいし 幸せ気持ちになるし何度も何度も読み返しました(;_;) 癒しをありがとうございます更新楽しみにしてます。るめさんの文章力、文才、表現力に乾杯(;_;) (2019年9月28日 2時) (レス) id: a2850f3adc (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - 千晃さん» 千晃さん、そう言って頂けてすごくすごく嬉しいです^^* まだ少しこの2人のその後のお話は続いて行きますので、よければお付き合いください！コメントありがとうございました！ (2019年6月19日 20時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - もっとこのお話読んでたいです！！続きも楽しみにしてます！！！！！ (2019年6月17日 17時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - ねおさん» ありがとうございますーー！！そう言って頂けるのが一番の更新の励みになります！コメントありがとうございました。これからもお暇な時間に読んでやってください♪ (2019年6月14日 2時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るめ
| 作成日時：2019年5月15日 1時
