51 JM ページ1
「ただいま」
「おかえり………テヒョンア」
宿舎に帰ってきたテヒョンの顔を見て、苦笑い。いつにも増して肌がツルッツルで、なんかキラキラしてる。まさに「いかにも」って感じのその雰囲気。日本、楽しんできたんだなぁ。色んな意味で。
「楽しかった？」
「うん、やばいくらい。」
写真見てよとせがんで来るからソファに2人で並んで座ってテヒョンの携帯をいじる。画像をスライドして出てくるのはAさんの写真ばっかり。たまにツーショット。テヒョンの顔が緩みまくっていて面白い。
「お前……彼女の前だと整形？ってくらい顔変わるね」
ケラケラ笑うと後ろから羽交い締めにされて俺も抵抗して暴れる。こうやってじゃれ合うのも、テヒョンが元気な証拠だ。リフレッシュ出来たみたいだなあとその笑顔を見て思う。
「テヒョンにそんな顔させられるの、Aさんだけだね」
「当たり前でしょ。あ、今更魅力に気づいたって遅いからね！Aは絶対にあげない」
「いやいらないって…」
「やー、それもそれで失礼。むかつく」
テヒョンをここまでハマらせるんだから、本当にただただ普通の子だと思ってたけど、Aさんはその辺のアイドルの女の子達よりもすごいかもしれない。
多分、テヒョンの事をこんなに輝かせることが出来るのは、たった一人Aさんだけだから。
「…ヒョン達、何してるんですか」
2人でソファに一緒に横になってAさんの画像を見ていると、自室から出てきたジョングクが俺達の上に座って来た。重いし痛い。だけど、テヒョンも俺もいつもの事だから抵抗しない。
「テヒョンアが日本行ってきたから、写真見せてもらってるの」
俺の言葉にそのままでもくりくりしている大きな目をさらに見開く弟。いつの間に行ってたんですかと驚くジョングクに、昨日今日で行ってきたと笑うテヒョン。
「ヒョンのそのフットワークの軽さ、尊敬します」
ジョングクは俺には無理ですと首を横に振って、俺たちの太ももの上に座って水を飲む。
「まあ、愛する彼女のためだもんね、テヒョンア」
「は？」
「おいジョングガ、ヒョンに向かっては？はないだろ…」
ぽけーっとした顔で俺とテヒョンを交互に見てくるジョングク。ここの所のテヒョンの様子を見ていれば分かると思っていたけど。まさかまさか。そのまさか……？
「テヒョンイヒョン、彼女いたんですか？」
気づいていなかったのは、予想外。
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るめ(プロフ) - ジャスミンさん» ジャスミンさん、すごくすごく嬉しいコメントをありがとうございます…！テヒョンの持つふわふわしていて優しい雰囲気で幸せなお話を書きたいと思っていたのでそう言って頂けるとすごく嬉しいです^^！これからもお暇な際にぜひお付き合い下さい！ (2019年10月14日 1時) (
レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン(プロフ) - なんかもう、ずっとずっとこのお話の2人を読んでいたいし 幸せ気持ちになるし何度も何度も読み返しました(;_;) 癒しをありがとうございます更新楽しみにしてます。るめさんの文章力、文才、表現力に乾杯(;_;) (2019年9月28日 2時) (レス) id: a2850f3adc (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - 千晃さん» 千晃さん、そう言って頂けてすごくすごく嬉しいです^^* まだ少しこの2人のその後のお話は続いて行きますので、よければお付き合いください！コメントありがとうございました！ (2019年6月19日 20時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - もっとこのお話読んでたいです！！続きも楽しみにしてます！！！！！ (2019年6月17日 17時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - ねおさん» ありがとうございますーー！！そう言って頂けるのが一番の更新の励みになります！コメントありがとうございました。これからもお暇な時間に読んでやってください♪ (2019年6月14日 2時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るめ
| 作成日時：2019年5月15日 1時
