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「………っ、げほ、」
なんだか背中がふわふわする。
『おっと、そっちに寝返ったら落ちちゃうよ』
……なんで韓国語？
力が入らない体が、誰かに抱えられて移動させられる感覚がした。ふわふわな感触は消えずに、背中に伝わる温度がちょっとだけ冷たくなる。
『…あれ？また花だ。全部拾ったと思ったのに』
花？
そうだ、私。鞄を引ったくられて、パニックになって、発作を起こして……
「っ……！！！」
『うわぁ、びっくりした……！』
ガバッと飛び起きると、目に飛び込んできたのはなんだか無駄に広くて物のないシンプルな部屋と……
『起きましたね〜。大丈夫ですか？』
濡れたタオルを手に持ったイケメンだった。
・
・
・
『病人には濡れタオルだと思ったんだけど、起きちゃいましたね』
ひゃっひゃっと特徴的な笑い声を上げて、立てますか、と私の背中を支えてくれる男の人。
…イマイチ状況が掴めていない。
キョロキョロと辺りを見回す私に、男の人はなんとなく私の言いたいことを理解したのか、あ〜と声を上げた。
『貴方が道で倒れていて…心配で勝手に家まで連れてきました』
変なことはしてないしするつもりもないので、安心して下さい。とバタバタ手を振る姿に、変に入っていた力が抜ける。
『すみません。助けていただき…ありがとうございます』
『おー、大丈夫ですよ。無事でなによりです』
起きたらお腹が空きませんか？とテーブルに置かれたご飯を指さす男の人。はい、と頷くと安心したように笑って、一緒に食べましょうと立たせてくれる。
『普段はあまり使わない部屋なので…出前なんですけど。おすすめばかり頼んだので味は保証しますよ』
たくさんのご飯が置かれたテーブル。
その真ん中に白い花がさされた小さなマグカップが置いてあって、息が止まりそうになった。
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るめ(プロフ) - ミロさん» わわ！ミロさん！コメントありがとうございます〜！化石を発掘して頂いて幸せな限りです笑 こちらこそいつも素敵なお話をありがとうございます！コメント嬉しかったです^^* (2020年6月13日 14時) (
レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - あやねさん» お読み頂きありがとうございます！そう言って頂けて幸せです。素敵なコメントをこちらこそありがとうございました！ (2020年6月13日 14時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 今更のコメント申し訳ありません。癒しのそくじんさんを探していたらここにたどり着きました。こういうちょっとファンタジー要素のあるお話大好きだなー素敵だなーと思ってたらるめさんでした。さすがです。素敵なお話をありがとうございました。 (2020年4月26日 1時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - きゅんきゅんしました！とても素敵な小説で時間も忘れて読んでしまいました。ありがとうございます。お疲れ様でした！ (2019年9月23日 1時) (レス) id: 7d823bc9ce (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - あがしおんさん» あがしおん様、コメントありがとうございます！大好きな作品の作者様にそう言って頂けて本当に幸せです。いつもお話楽しく拝読させております…！素敵なコメントありがとうございました！ (2019年9月18日 15時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るめ
| 作成日時：2019年9月14日 1時
