episode.38 ページ39
「ちょ！八神くん？！」
「よし！俺はそろそろ帰ろうかな〜」
さっきの言葉は、まるでなかったかの様に八神は「じゃあ！また明日！」と言って帰っていってしまった。
俺と晴は、何気に気まずい状況のまま家へと入り、俺は風呂へ、晴は俺の分のご飯の用意を始めた。
湯船に浸かりながら、さっき八神が言った言葉を思い出す。
『彼と親友以上の関係になるつもりなので今後とも宜しくお願いします』
今日話したばかりで、お互い何も知らないのに訳の分からないことを・・・
やっぱり日本人は分からない・・・
そんなことを考えながら浸かること10分。
俺は風呂から出てリビングへ向かった。
扉を開けるとハンバーグソースのいい匂いが俺の鼻をくすぐる。
「凄く美味しそうですね」((ﾆｺｯ
「・・・」
無視・・・
連絡をしなかったことを怒っているのか、
それとも、
俺が八神と手を繋いでいたことを怒っているのか、
理由は分からないが、後者であってほしいと思ってしまうのは俺のわがままだろうか。
俺は並べられたお皿の前に座り「いただきます」と言ってハンバーグを食べ始めた。
二人だけのリビング。
亜樹はバイト、蒔麻と零は勉強。
気まずい空気が次第に重くなっていく。
「晴さん、片付けとかは僕がやっておくのでお風呂でも入って来てください」
「・・・」
声をかけても、やっぱり無視をされ、今日は話してもらえないと諦めた・・・
その時、
「お前、さっきの奴とは友達？」
「え？」
やっと口を開いた晴。
そして、尋ねられた内容は八神のこと。
「はい。少し前に仲良くなりました」
「ふーん・・・今日何でこんなに遅かった」
「僕、学級委員を任されたので先生に頼まれたプリントの整理をしていました」
「整理なら、連絡できただろ？」
あからさまに機嫌が悪いオーラを出す晴。
「すみません」
持っていた箸を置き、俺は晴に頭を下げた。
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悠優(プロフ) - すごく面白かった！！SUPERLOVERSの作品で、こんなにいいものに出会えたのは初めてです！男主君の感情に涙が出たり……。いつもすごい、更新と結末が楽しみで待ってました。続編も書いてくださるならば沢山読みます！！ (2018年5月28日 5時) (
レス) id: ff0955d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 続編もちろん希望です！SUPERLOVERSのあの焦れったい感じの雰囲気がすごく表現されてて、ユピノンさんの小説が大好きです^ ^ これから男主くんがどうなっていくのか、楽しみに続編期待してお待ちしてます！^ ^ (2018年5月28日 3時) (レス) id: a438011908 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き気になります！主人公と晴の関係も気になります！なので続編希望します！ (2018年5月28日 3時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス(プロフ) - 凄い気になる！続編待ってます！！ (2018年5月28日 1時) (レス) id: d972e9a204 (このIDを非表示/違反報告)
玉子(プロフ) - とても楽しませてもらいました！本当にこの物語が大好きで続きもきになるので続編待ってます！ (2018年5月28日 0時) (レス) id: ae214f582e (このIDを非表示/違反報告)
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