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再会 7 ページ10
柊真「でもAちゃんなら大丈夫。絶対」
何を根拠にそう言えたのかは分からない
でも、わざわざ私とジャニーさんの会話を遮ってまでも言ったのだから少し心に響いたような気がした
唇をギュッとつぐんで微笑む彼は何故か私に似ているようだった
何かを隠し、悩んでいる
直感でそう感じた
柊真「分かった。
じゃあクリコンだけ出てみいへん？」
クリコンというものが何なのかはすぐ分かった
毎年12月に松竹座で行われるクリスマスコンサートのことだ。
柊真「それで辞めたいんやったら、辞めていい。どう？」
そんな真剣な表情で言われたら、
「……分かりました」
こう言うしかなかった
と言っても、少し興味があった
今日が初めての仕事であった訳やけど、楽しかったし心から笑えたのが本音で
私の心の変化に自分自身が追いつけずにいた
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作者名：柚月
| 作成日時：2015年12月5日 0時
