リアコなんてありえない�� ページ4
じゅんちゃんからのゆっくり飲みなという言葉を忘れていつもよりペースが早かったからか、酔いが回るのも早かった。
「大丈夫？はいお水」
「ごめん、ありがとうじゅんちゃん…」
もらった水を飲んで一息つくとお店の扉が空いて誰かが入ってきた。
でも私の頭の中はそれどころではなくてずっと同じ事がループしている。
(リアコ？私が？リアコってあのリアコ？いや、ありえないでしょ)
肘をついて頭を抱えているとじゅんちゃんに肩を叩かれ顔をあげた。
「あ…大丈夫生きてるよ」
「うん、そうじゃなくて。リアコが嫌なら知り合っちゃえば早いかなって」
「え？なに言って…」
じゅんちゃんを見ると視線で私に何かを訴えていた。
その視線の先に目をやると私が悶々と悩んでいた当事者が座っていた。
私が座っているカウンター席の1席空けた隣り。
なんのドラマだよ、なんてつっこみたくなった。
いきなりの事で石のように固まる私に気づいてなのか、その人物と目が合った。吐きそうだ。
「あ、どうも。おとなり失礼します」
ただ驚いて何も言えない私に礼儀正しく挨拶してくれるこの人は紛れもなく良い人だろう。
私は頷くことしかできなかった。さっきまでの酔いなんて一瞬で覚めてしまった。
「このお店よく来るんですか？」
テンパる私とは裏腹に、普通の質問をなげかけてくる浅野選手。
「そう、ですね」
「Aちゃんは常連さんですよ」
ね？といってウインクしてくるじゅんちゃん。
それどころではない。さっきからうるさい心臓が口から出てきそうな感覚だ。
「常連さん！じゃあAさんのおすすめはなんですか？」
すごく自然に名前を呼ばれてもう感情がキャパオーバーになり泣きたくもないのに涙が出てきてしまった。
「え？あ、ごめんなさい！嫌でしたか？」
そう言って近づいて心配してくれる優しさと、こんなことで迷惑をかけてる恥ずかしさに両手で顔を覆うしかなかった。
「違うんだ、浅野さん。この子浅野さんのファンだから少しびっくりしちゃったみたい」
なに勝手に暴露してるのじゅんちゃん、なんて心の中でツッコミながら気持ちを落ち着かせようと深呼吸をした。
「…ふぅ、あの、急に泣いたりしてすみませんでした…」
「いえいえ、こちらこそ馴れ馴れしく話しかけちゃってすみません」
困ったように笑う浅野さんを見て胸が鳴った。
リアコなんてありえない��→←リアコなんてありえない�� Asano
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りょー(プロフ) - 葉瑠さん» ありがとうございます！全然大丈夫ですよ🫶🏻暇なときに書いてくださると嬉しいです！ (2023年1月4日 15時) (
レス) id: 499d00a8f3 (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - りょーさん» はじめまして！板倉選手ですね！お時間いただくと思いますので気長にお待ちいただけたら嬉しいです…！ (2023年1月4日 11時) (レス) id: 392653f59f (このIDを非表示/違反報告)
りょー(プロフ) - はじめまして！4番の板倉選手のリクエスト可能でしょうか、？シチュエーションはなんでもかまいません！ (2023年1月4日 11時) (レス) id: 499d00a8f3 (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - マイメロディさん» お待たせしております！まずは田中選手のお話しを書いてみました！気に入ってもらえたらなによりです🙏他のリクエストもお待ちください☺️ (2023年1月4日 10時) (レス) id: 392653f59f (このIDを非表示/違反報告)
葉瑠(プロフ) - ひーな@キーテイちゃんさん» またよろしくお願いします☺️ (2022年12月29日 23時) (レス) id: 392653f59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉瑠 | 作成日時：2022年12月7日 18時
