拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ43)

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第40話　木霊林檎⑤ ページ43

迅「あぁ、そうそうもう一つ。おれ、ブラックトリガーじゃなくなったからランク戦復帰するよ。とりあえず個人(ソロ)でアタッカー一位目指すからよろしく」

太「そうか！もうS級じゃないのか…。そういやそうだ！！お前それ早く言えよ！何年ぶりだ？三年ちょっとか？こりゃ面白くなってきた！なぁ、風間さん！」

風「面白くない。全然面白くない」

空気はそろそろお家に帰りたいです。

こたつで暖まりたいです。

太「そういやぁ、こっちのお嬢さんは何者なんだよ、どっから拾ってきた？」

迅「街中でばったりと(=∀=)」

「ぶつかりました(=∀=)」

あれも俗にいう曲がり角でドンフラグだったりするのか？

でも曲がり角じゃないし違うよね？

風「実力はA級にも匹敵するぞ。どんな鍛え方をしてるんだ？」

迅「そりゃあもう、実力派エリートの弟子ですから、ガンガン戦ってますよ」

「あ、この前の約束すっぽかされたんだった。追加で30お願いしますよ」

迅「げ、またそんなに…」

太「30って、模擬戦か？いつもどれくらいやってるんだ？」

「平均30ですね。でも迅、さんが相手してくれる日って少ないんで暇なときは仮想戦闘でネイバー倒してます」

太刀川が羨ましい！、と言っていたけど一戦一戦が短時間で終わるゆえの回数なんだけどね。

風「なるほど、量をこなして慣らしているのか」

「そうなりますね。最近はバムスターでピラミッド作るのに熱中してます」

太「ピラミッドって…」

風「四角錘のアレか？」

「そうですよ？逆にアレ以外のピラミッドってあります？」

あるなら是非知りたいが、おそらくないと思う。

迅「そうだったそうだった。林檎はランク戦3600点からのスタートだから」

「了解です。確か4000点でB級昇格でしたっけ」

太「ああ。というかもうB級にしてもいいんじゃないか？」

風「そう急がずともこれだけの実力があるならすぐに上がってくるだろう」

迅「と思って断ろうと思ったんだけど忍田さんがせっかく言ってくれてるからさ」

「本人のいないところでいろいろと決まってるんですね。ブラックトリガーはどういう使用条件になったんですか」

太「ブラックトリガー？玉狛の方なら片が付いたんじゃ」

迅が話していいのか？という視線を投げかけてくる。

別に今はなさなくてもいずれ分かることだし、この二人は勘がいい。

そう近くないうちにばれるだろうこともわかっていたし。

「私ブラックトリガー持ってるんですよ、実は」